最近は男性看護師も増えています。なかには、奥さんが出産を控えているという男性の看護師さんもいらっしゃるのでは?
出産後、奥さんは育児で忙しくなると思いますが、そんなときも旦那さんが看護師なら、看護師ならではのやり方で奥さんをサポートしていくことができるでしょう。
では、どんなふうに出産後の奥さんを助けていくことができるのでしょうか? そのポイントを3つ、ご紹介します。
シフト勤務の利点は「昼間家にいる」こと
病院などでシフト勤務しているパパ看護師の場合、一般的に会社勤めのパパが留守にする平日の昼間に、家にいることができます。その状況を活かしてママをサポートしましょう。
たとえば夜勤明けの日。仮眠を取ったら赤ちゃんのお世話を交代して、ママにもお昼寝してもらいましょう。出産後のママにとって、睡眠不足は大きな悩みの一つ。短時間でもゆっくり眠れると、身体もずいぶん楽になるのです。
また、平日でなくては行きづらい銀行や役所などへの用事を引き受けても。あるいはパパが赤ちゃんの面倒をみて、ママには外出ついでに気分転換してきてもらうのもいいですね。
ミルクにオムツ替え……パパの腕の見せどころ
パパが育児に関わる時間は、ママに比べてどうしても少なくなりがち。育児休暇制度を積極的に利用して、少しでも多く育児に参加しましょう。ママの負担が軽くなるだけでなく、育児の経験を共有することで夫婦の絆も強まります。
また、子どもがけがをしたり具合が悪くなったりしたとき、ママはとても動揺するものです。そういうときこそ看護師のパパが頼り! 看護師として身につけた豊富な知識と、いざというときに冷静に処置できる対応力で、ママをしっかりと支えてください。
「傾聴」は家庭でも大事なスキル
「コミュニケーション」は、看護師の仕事に欠かせないものの一つです。数々の授業や臨床経験を通して身につけたコミュニケーション能力を、家でもぜひ活かしましょう。
育児中のママは家にいる時間が長く、外の世界と関わりが少なくなることで、落ち込みがちになってしまうことも。物理的に育児や家事を手伝うだけでなく、ママの話を聞いて、しっかりコミュニケーションをとってください。そうすることで、ママは精神的にも「支えられている」と強く感じられます。
「大変だったね、お疲れさま」「今日はどんなことがあった?」など、パパからのちょっとした声かけで、ママも不安を口にしやすくなるでしょう。
育児のあり方は今、どんどん変化しています。男性看護師という特別な存在だからこそできる育児の形を、ママと一緒にぜひ見つけてください。