医療用語の中には、日常生活では見慣れない漢字が使われていることも。
「喘鳴」の「喘」はそのひとつ。部首が異なる「端(はし)」に似ていますね。今回は、「喘鳴」の読み方や意味を紹介します!
見たことあるけど読めない「疥癬」。ある虫が原因で起こる病気です!
![](https://kango.mynavi.jp/contents/nurseplus/wp-content/uploads/2023/01/znmei_1.jpg)
意味は「呼吸時に出る大きな振動による『ヒューヒュー』『ゼーゼー』『ゼロゼロ』という呼吸音のこと」。ちなみに「喘」は、誰でも一度は聞いたことがある病気の名前にも使われているんです。
「喘鳴」を使った例文
医療現場で「喘鳴」は、呼吸器系の分野で用いられます。
例文としては、
「息が苦しそうだったため胸に聴診器をあてると、喘鳴が聞こえた」
「喘鳴は、呼気性喘鳴と吸気性喘鳴の2つに分類される」
「喘鳴があるときは、何らかの原因で気道のどこかが狭くなっていると考える」
などが挙げられます。
息苦しさ、呼吸時の音などで何となく予想がついた人はいるはず。では正解を見てみましょう!
正解はこちら!
![](https://kango.mynavi.jp/contents/nurseplus/wp-content/uploads/2023/01/zenmei_2.jpg)
正解は「ぜんめい」でした!
「喘」は、「喘息(ぜんそく)」という漢字にも使われています。しかし今は「ぜん息」と書かれていることが多いかもしれません。豆知識のひとつとして、あわせて覚えておきましょう!
他の漢字にもチャレンジしてみませんか? こちらをクリック!
出典:「おさえておきたい看護用語 聞き言葉・略語・カタカナ語」(エキスパートナース編集部・編/照林社)
制作:TAC企画