• 2021年8月30日
  • 2021年10月19日

看護師がストレスを感じる原因と、発散・マネジメントの方法

 

看護師として仕事をするなかで、イライラしたり苦しい気持ちになったりと、ストレスを感じる場面はどうしてもあるものです。そんなとき、みなさんはどうやってストレスを発散しているのでしょうか。今回は、看護師のストレスの原因と、ストレスマネジメントの方法についてご紹介します。

看護師が抱えるストレスの原因5選

まずは多くの看護師がストレスを感じる主な原因をご紹介します。

【1】人間関係

看護師のストレスの原因でダントツに多いのが「人間関係の悩み」であり、そのほとんどがパワハラや悪口によるものです。カウンセリングの場面でも、他者からの攻撃で自信を喪失してしまう看護師はあとを絶ちません。

【2】ワークライフバランスの乱れ

夜勤明けや休日にもかかわらず、会議や研修の強制参加やプライベートの時間を削って看護研究を行う看護師は多いです。自分の時間を犠牲にすることも、ストレスが積み重なる要因となります。

【3】労働に見合わない給料

以前から、看護師は労働と対価が見合っていないことが問題として取り挙げられています。近年では、新型コロナウイルス感染症の影響や、経営難などにより十分なボーナスが支給されないことも。そういった不満がストレスの原因となっていることも多く、深刻な問題といえるでしょう。

【4】疲労

看護師は、不規則な生活により疲労がたまりやすくなります。また、認知症患者さんなどの対応に追われ、業務時間内に仕事終わらないなど、多忙による疲労蓄積も。これらがストレスの原因となるケースもあります。

【5】実力不足

仕事のできる同期の看護師と自分を比較したり、勉強の時間が取れなかったりして実力不足を感じてしまい、ストレスの原因になることがあります。また、異動によるストレス事例も少なくありません。

私が相談を受けたものでは、「慢性期病棟で長く勤めていた看護師が救急外来へと異動になり、独特のスピード感についていけない」「内視鏡の学びを深めたいと中途採用で転職したものの、病院の都合で専門病棟に異動できず、ストレスを抱える」といったケースもありました。

自分の特性とそぐわない仕事を任せられたり、希望通りに人事異動ができなかったり……。実力不足だけでなく、環境要因によって真の実力を発揮できないジレンマも、ストレスの原因となることがあります。

看護師のストレスマネジメント・発散の方法

ストレスマネジメントにおけるストレス解消方法は、「おいしいものを食べる」「お酒を飲む」「ショッピング」「旅行」などさまざまなものがあります。ただ、一時的な快楽でストレスを発散しても、度が過ぎると浪費や不健康な生活につながる恐れもあります。
発散するだけでなく、上手な付き合い方を考えるストレスマネジメントも並行して行いましょう。

私がおすすめするストレスマネジメントの方法は、「好きなことに没頭する時間」を積極的に作ること。
「時間がない」「疲れている」などの理由から、つい自分の好きなことを後回しにしがちですが、それではストレスもたまる一方です。人は自分が心地よいことをすると、それだけで気持ちが軽くなります。

とくに、家に帰っても仕事のことばかり考えている方は、一日5分でもいいので趣味など没頭できることを、生活に取り入れる習慣をつけてみてください。

看護師に聞いた!ストレスの解消方法

看護師同士匿名で話せるコミュニティアプリ「カンゴトーク」が、看護師340人に行った「ストレスの発散方法」のアンケートによると、第1位「飲みに行く」(27.4 %)、第2位「家族と過ごす」(19.1%)、第3位「旅行に行く」(17.9%)、第4位「ペットに癒やされる」(11.5%)という結果になりました。

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なかでも「家族やペットと過ごす」ことは大きな癒やしにつながりやすいので、とくにおすすめです。スキンシップは「幸せホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが出やすいといわれているので、ストレス発散の大きな効果が期待できます。

ほかにも、思っていることや感じていることをすべて紙に書き出したり、ストレスチェックなどを用いて現状を可視化し、俯瞰することでストレスを認識するのも重要なストレスマネジメントの方法のひとつです。

看護師のなかには、「ストレスがたまってきたからなんとか発散しないと」と危機感を持つ人がいる一方で、ストレスに気づかず、発散する暇もないまま時間だけが経過し、気づいたときにはうつ病などの症状が出てしまう人も少なくありません。こまめに自分のストレスを把握し、早めの対応を行いましょう。

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