
事務職から一念発起して看護師になり、今年で3年目になります。毎日緊張しっぱなしですが、なかでもとくに緊張するのが申し送りです。あのシーンとした雰囲気や、聞いているのかいないのかわからない態度の先輩に戸惑いますし、いろいろと突っ込みを入れられることも多く、しどろもどろになります。申し送りのない職場に行きたいと思うほど嫌です……。
病院・職場
岐阜県在住 看護師歴3年目33歳
事務職から一念発起して看護師になり、今年で3年目になります。毎日緊張しっぱなしですが、なかでもとくに緊張するのが申し送りです。あのシーンとした雰囲気や、聞いているのかいないのかわからない態度の先輩に戸惑いますし、いろいろと突っ込みを入れられることも多く、しどろもどろになります。申し送りのない職場に行きたいと思うほど嫌です……。
シーンとした雰囲気になるのは、単に周囲の意識が話し手に集中しているからともいえますが、人は「自分が注目されている」と感じると「うまく話さないと……」と緊張が高まりがちです。
しかし、実際に申し送りを聞く側は「話す側」の話のうまさや面白さを期待しているのではなく、必要な情報をピンポイントで把握し、自分が行う看護へとつなげることを目的として聞いています。ですから、「話のうまさ」を目指すのではなく、「たとえ下手でも必要な情報を過不足なく伝える」ことに意識を向けると良いかもしれません。
また、聞いているか聞いていないかわからない態度の先輩に反応してしまうのは、「私の申し送りが下手だからあきれているのかな……」など、自分自身に意識が向いている状態です。たとえ聞いていなかったとしてもあとで困るのは先輩ですので、そこはしっかりと線引きすることをおすすめします。
突っ込みを入れられることは、「どんな情報の提供が不足していたのか」を振り返る良い機会になります。より良い申し送りができるようになるためには、周囲からの指摘をどのように生かすかを考え、実践・修正していく必要があります。突っ込みを入れられれば入れられるほど、新しい視点を得るチャンスと捉えましょう。
また、人間は本能的に優越感を持ちたがる傾向にあり、「自分よりも弱い立場の人間を攻撃したくなる」心理が働くこともあります。自信がなさそうな態度や、小声で申し送りをしている場合は、相手の攻撃性を引き出してしまう恐れがあることも覚えておきましょう。
坂口 千絵(さかぐち ちえ)
看護師、教育・指導サポート歴25年以上。コーチング、カウンセングなどの個人セッション実績豊富。2019年、「サポート職に携わる人のサポートに徹する」ことを決断し、25年間の看護師人生に幕を下ろす。
家族の死、最愛の夫の病死を通じ、死生観について学んだ経験をもとに、魂の望みを叶えながら、周りの人の幸せもしっかりとサポートしたい人に向け、オンライン講座を提供。セッションは「とにかく話しやすい」「具体的でわかりやすい」と好評。
直観力を駆使したセッションが大好評にて、続々と全国から受講生が集まっている。
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ブログ:http://ameblo.jp/counselor-chisa/
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