高齢者・障害者施設の職員向けに、感染症への対策を分かりやすく解説したガイドブックを東京都が作成し、保健医療局のホームページで公開した。換気や手指消毒、防護服の着脱の方法や利用者の健康管理上の注意点に加え、感染者が出た場合のスムーズな情報共有の仕方や職員のメンタルヘルスケアも盛り込んだ。【大月えり奈】
都保健医療局感染症対策部では、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けは5類に変更されたものの重症化リスクのある人が生活する高齢者施設や障害者施設では、インフルエンザなどと同じく「平時からの感染症対策」が重要だとしている。
ガイドブックでは、換気や手指消毒、防護服・手袋の着脱、口腔ケアや排泄介助などについて、イラストや写真を多く使って説明している。例えば換気では、平時からこまめに行うことが重要だとし、換気システムは24時間稼働させることや、換気設備がない場合は1、2時間置きに5-10分程度窓を開けること、2方向に窓や扉を開けて空気の流れを作ることなどが説明されている。
こうした予防法に加え、感染者が発生した際に施設内で感染を広げないための対策も解説されている。職員の動線や担当者を分け、職員が少なく担当者を分けられない場合は、ケアの順番を工夫することが必要だとしている。
また感染者発生時は平時より精神的な負担が職員に掛かることから、メンタルヘルスケアを職員が自ら行うだけではなく、周囲の人も気付けるような取り組みを進めるべきだとしている。
特に管理者には、▽相談しやすい環境作り▽日頃からのコミュニケーション▽メンタルヘルス教育の機会提供-などに配慮するよう呼び掛けている。
国立感染症研究所がまとめた10日から16日までの1週間(第28週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、手足口病の定点医療機関当たりの患者報告数が10週連続で増えた。
インフルエンザも3週連続で増加、新型コロナウイルス感染症も増えた。9週連続で増加していたヘルパンギーナとRSウイルス感染症は減少に転じた。感染性胃腸炎は6週連続で減った。
出典:医療介護CBニュース
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