唇は、リップクリームなどを塗って保湿していても乾燥しやすく、皮が剥けたりひび割れたりしてしまいますよね。仕事中など忙しいときは、なかなかケアする時間が取れず、皮剥けやひび割れなどのトラブルを抱えている人も多いでしょう。
実は、日常のささいなことでも唇の乾燥を招く原因になっています。そこでこの記事では、唇が乾燥する原因とともに、自分でできる乾燥対策を紹介します。さらに、しっとりした唇に導くスペシャルケアの方法や、唇の乾燥に関連する病気についても解説するので、参考にしてください。
唇が乾燥する原因
唇の乾燥は、外的な刺激や生活習慣、無意識のくせなど、さまざまな要因が絡み合って起こります。心当たりがある場合は、できるだけ早めに見直しましょう。
唇はうるおいを保ちにくく乾燥しやすい部位
唇はほほや額などの肌と比べて表面の角層がとても薄く、動かしたり食器が触れたりすることによる刺激を受けやすく、とても乾燥しやすい部位です。そのうえ、皮脂腺や汗腺が無く、うるおいを保持する力が弱いので、こまめに保湿しないとすぐに乾燥してしまいます。
物理的な刺激によって乾燥する
唇は角層が薄い分、物理的な刺激によっても乾燥を引き起こします。なかでも代表的なのは「唇をなめる」ことです。唇をなめてそのままにしていると、なめたときにぬれた水分が蒸発して乾燥してしまいます。唇をなめるクセがある人は、これを繰り返すことでますます乾燥がひどくなってしまいます。
また、マスクを長時間着用することも唇の乾燥を招きます。マスクをしていると保湿ができるように思いますが、マスクと唇がこすれて刺激になったり、吐いた息によって蒸れたりして乾燥しやすくなります。
そのほか、辛いものや塩気の強いものを食べたり、リップ下地なしで口紅を塗ったりすることも唇を刺激し乾燥の原因になってしまいます。
口呼吸をしている
口呼吸も唇が乾燥する原因になります。口で呼吸することで吐いた息が唇に当たったり、口内が乾燥して唾液の分泌量が減ったりして唇まで乾燥してしまいます。普段から無意識のうちに口呼吸をする習慣がある人は、とくに注意しましょう。
自分でできる唇の乾燥対策

日常生活において今日からすぐにできる唇の乾燥対策を紹介します。唇の乾燥が気になる人は、ぜひ取り入れてください。
刺激になるものを避ける
唇の角層は薄く些細なことでも刺激になり、乾燥や炎症が悪化する可能性があります。唇が乾燥しているときは、辛いものなど刺激になるものはできるだけ避けましょう。また、エアコンの風が直接当たると、唇の水分が奪われやすくなります。できるだけ風が当たらない位置で過ごすように心がけましょう。
さらに、紫外線も唇の乾燥につながる刺激の1つです。日中はUVカット機能付きのリップクリームを使って紫外線対策をするのがおすすめです。
こまめに保湿をする
唇は、ほかの部位と比べてうるおいを保ちにくいので、こまめに保湿することが大切です。いつでもすぐに使えるようリップクリームを携帯し、乾燥が気になるときに塗るようにしましょう。寝ている間はとくに乾燥しやすいので、就寝前にもリップクリームを塗る習慣をつけると良いです。
リップ下地や医薬部外品のリップクリームを使う
乾燥している唇に直接口紅を塗ると乾燥を悪化させてしまうことがあります。口紅を塗る前にはリップ下地やリップクリームを塗って保湿しておきましょう。
乾燥がひどい場合は、パッケージに「医薬部外品」や「薬用」という表記があるリップクリームを使うのがおすすめです。医薬部外品のリップクリームには、厚生労働省が許可した有効成分が一定量配合されています。リップクリームの場合、肌荒れを防止する成分などが含まれていることが多いです。
乾燥を防ぐリップクリームの正しい塗り方
ここでは、リップクリームの正しい塗り方を紹介します。基本の塗り方に加え、通常の保湿では物足りないときのスペシャルケアの方法を紹介するので、参考にしてください。
リップクリームの基本の塗り方

- 唇が汚れている場合は、ティッシュなどでやさしく拭いてきれいにしておく
- 唇の縦ジワに沿ってリップクリームを塗る
- 口角の部分にもリップクリーム塗る
リップクリームを横方向に動かして塗る人が多いですが、縦方向に塗るほうが効果的です。唇の縦ジワに沿って塗ることで乾燥してデコボコしている部分があっても、すみずみまでリップクリームを塗布できます。また、口角はとくに乾燥しやすいため、忘れずに塗りましょう。
スペシャルケアの方法
次に、集中的にケアしたいときのリップパックの方法を紹介します。
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1.ホットタオルを口元に当てて唇をふやかす 2.綿棒などで浮いた角質をやさしく取り除く 3.リップクリームを唇全体に塗布する 4.唇全体を覆うようにラップをかぶせて、数分間待つ 5.ラップをはがしてリップクリームなじませる |
リップパックは、週末などのスペシャルケアにおすすめです。リップパックをする際は、指やスパチュラですくって使用する「ジャータイプ」や「チューブタイプ」など、スティックタイプのリップクリームよりもやわらかいテクスチャーのものを使うとより効果的です。
唇の乾燥は病気の可能性も

唇の乾燥がひどく、なかなか良くならない場合は病気の可能性もあります。以下のような症状がある場合は、皮膚科を受診しましょう。
乾燥が原因のもの
・口唇炎(こうしんえん)
口唇炎とは、唇全体に炎症が起きていて乾燥したり皮が剥けたりすることです。唇の腫れやひび割れ、かゆみが出る場合もあり、主に乾燥が原因です。
・口角炎(こうかくえん)
口角炎とは、口角に炎症が起きて赤く腫れたり皮が剥けたりします。口角炎は深く亀裂が入ってしまうこともあり、食事や会話の際に口を開けるだけで痛みを感じる場合もあります。
アレルギーやウイルス感染が原因のもの
・アレルギー性皮膚炎
口唇炎のなかには、アレルギー反応によって起こるものもあります。唇全体の腫れや赤み、かゆみなどが主な症状で、何に対してアレルギーを起こしているかによって治療法が異なるので、適切な治療を行うためには皮膚科を受診する必要があります。
・口唇ヘルペス
口唇ヘルペスとは、ヘルペスウイルスによって引き起こされる感染症です。発症すると唇やその周囲に赤みが出はじめ、数日中に痛みのある水ぶくれになったりただれたりします。さらに数日たつとかさぶたになって自然に治りますが、再発しやすく繰り返し発症することがあります。
まとめ
今回は、唇の乾燥する原因や対策について紹介しました。唇はもともと乾燥しやすい部位で、乾燥したままにしておくとあっという間にひび割れや荒れなどのトラブルを起こしてしまいます。そうならないためにも、日頃からこまめに保湿しておくことが大切です。ぜひ、この記事を参考に保湿ケアを行って、すこやかな唇を保ってくださいね。
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