• 2024年4月15日

「ES」はエントリーシートじゃないよ!医療現場ではこういう意味です!

 

「ES」は、一般的に就職活動の「エントリーシート」の意味で用いられますが、医療現場ではまったく異なる意味で使われています。手術後の合併症予防はもちろん、立ち仕事がメインの人にも使用されるとのこと。一体どのような意味なのでしょうか?ヒントをもとに考えてみましょう!

「ES」を使った例文

「ES」が使われるのは手術前や循環器の分野です。

例文としては、

「血栓症を予防するため、手術前にESをつけていただきます」

「足に炎症疾患がある人や重度の血行障害がある人へのESは禁忌です、事前に確認しましょう」

「ESを履くときはシワやたるみができないようにするのがコツです」

などが挙げられます。どうやら足に履くもののようですね。

それでは正解を見てみましょう!

正解はこちら!

正解は「弾性ストッキング」のことでした!

足を圧迫するための特殊な編み方でつくられた医療用ストッキングのことで、下肢静脈の血液還流を促進する働きがあると考えられています。静脈瘤(じょうみゃくりゅう)やリンパ浮腫の治療の際に使用されており、病院ではよく見かける医療用具の1つといえるでしょう。

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出典:看護師さんのための用語辞典「ES」

制作:TAC企画

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