今回紹介する「夜驚(やきょう)」は、子どもによく見られる症状の1つです。子どもに起こる症状は1つでも多く把握し、対処していきたいもの。具体的にどのような症状で、何が原因で起こるのかをここで理解しておきましょう!

「夜驚(やきょう)」を使った例文
「夜驚(やきょう)」がみられるのは小児科の分野。医療現場では、医師から以下のように説明されることが多いでしょう。
「夜驚症は、子どもが眠りについた1~2時間後に起こることが多いです」
「夜驚症に特別な治療は必要ありません」
「夜驚症を初めて見ると驚くかもしれませんが、発達段階の子どもにはあり得ることなので安心してください」
それでは、具体的な症状や原因を確認してみましょう!
症状と原因はこちら!

「夜驚(やきょう)」とは、「3~8歳くらいの小児で、睡眠中に突然起きて、叫ぶ、泣くなど、恐怖や不安を示す行動」のことです。睡眠中に起こる異常な行動「睡眠時随伴症」の1つで、かん高い叫び声や泣き声をあげて突然目を覚まし、怖がって怯えている様子が特徴です。しかし、頭は寝ている状態であるため、周りの声掛けに反応することはなく、多くの場合、5~15分ほどで落ち着き始めます。
睡眠から覚醒するための脳の機能が、まだ発達途中にあることが原因で、ホラー番組など強い心理的興奮を与えられたことをきっかけに夜驚症が起こる可能性があると考えられています。ただ成長するにつれて自然に改善されていくため、特別な治療をすることはほとんどありません。
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出典:看護師さんのための用語辞典「夜驚(やきょう)」
制作:TAC企画
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