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術後のつらさを改善する【10項目】ナースができる!「 ERAS ®」

第1回

『エキスパートナース』2015年12月号<術後のつらさを改善する【10項目】 ナースができる! ERAS®(イーラス)術後回復能力 強化プロトコル>より抜粋。第1回はERAS®(イーラス)の概念を紹介いたします。

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編集:立石 渉
(東京女子医科大学東医療センター 心臓血管外科 助教、NST)

はじめに

術後回復を助けるための包括的プロトコルERAS®(enhanced recovery after surgery)の考え方が臨床に徐々に普及してきています。「患者の負担を減らし、早期回復をめざす」ため、ナースが“いま、ここから取り組み始められる!”ヒントを解説します。

ERAS®とは…

術後のつらさ(postperative fatigue)を改善して患者の回復を促進するため、「術前」「術中」「術後」に行いたいことを、エビデンスにもとづいて整理(プロトコル化)したもの。

ERAS®の推奨事項

(文献1より引用、和訳して作成)
Illustration:Hyuga Ishikawa


[引用文献]
1.Fearon KC,Ljungqvist O,Von Meyenfeldt M,et al.:Enhanced recovery a f t e r s u r g e r y:A consensus r e v i e w o f c l i n i c a l c a r e f o r p a t i e n t s undergoing colonic resection.Clin Nutr 2005;24(3):466-477.
2.Tatsuishi W,Kohri T,Kodera K,et a l .:Usefulness o f an enhanced recovery after surgery protocol for perioperative management following open repair of an abdominal aortic aneurysm.Surg Today 2012;42(12):1195-1200.
3.郡隆之,戸丸悟志,新行内健一,他:消化管手術症例におけるERAS(enhanced recovery after surgery)プロトコルのpilot study.静脈経腸栄養 2006;21増 刊号:102.
4.G u s t a f s s o n UO,S c o t t MJ,Schwenk W,e t a l .:G u i d e l i n e s f o r perioperative care in elective colonic surgery:Enhanced Recovery After Surgery(ERAS®)Society recommendations.Clin Nutr 2012;31 (6):783-800.
5.Nygren J,Thacker J,Carli F,et al.:Enhanced Recovery After Surgery Society:Guidelines for perioperative care in elective rectal/pelvic s u r g e r y : E n h a n c e d R e c o v e r y A f t e r S u r g e r y(ERAS®)S o c i e t y recommendations. Clin Nutr 2012;31(6):801-816.
6.宮田剛:ERASとESSENSE.日本外科代謝栄養学会 周術期管理ワーキンググループ編:ESSENSE─日本外科代謝栄養学会周術期管理改善プロジェクト─.春恒社,東京,2014:1-12.

[PROFILE]

立石 渉(たついし・わたる)

東京女子医科大学東医療センター 心臓血管外科 助教、NST

2006年群馬大学医学部卒業。利根中央病院勤務(研修医)の際にERAS®を学び、その知識を生かして東京女子医科大学東医療センター心臓血管外科でERAS®を導入。群馬県立心臓血管センターなどを経て2013年より現職。心臓血管外科医としては数少ないJSPEN(日本静脈経腸栄養学会)認定医。

本記事は株式会社照林社の提供により掲載しています。/著作権所有©2015照林社
[出典]エキスパートナース2015年12月号

P.68~「術後のつらさを改善する【10項目】 ナースができる! ERAS®(イーラス)術後回復能力 強化プロトコル」

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