• 2023年1月6日
  • 2023年1月6日

認知症の介護技術向上や喀痰吸引行為の普及進める~神奈川県が地域福祉支援計画の素案公表

 
神奈川県が公表した、神奈川県地域福祉支援計画(第5期、2023-26年度)の素案によると、「福祉介護人材のスキルアップ」に向け、研修の実施や補助金が交付される見込です。介護保険施設の介護職員らに対して、認知症介護基礎研修などを実施するほか、喀痰吸引についても喀痰吸引等研修や指導看護師の伝達講習を実施し、「介護職員等による喀痰吸引等行為」の普及を進めるとし、現場の負担軽減が期待されます。

神奈川県はこのほど、神奈川県地域福祉支援計画(第5期、2023-26年度)の素案を公表した。支援策の1つに「福祉介護人材のスキルアップ」を挙げている。【新井哉】

素案によると、介護サービス事業所の職員がキャリアアップのための研修を受講する際、事業者が負担する受講費用や代替職員の配置費用の一部を補助するほか、介護保険施設の介護職員らに対して、認知症介護基礎研修や認知症介護指導者フォローアップ研修を実施し、認知症介護技術の向上を図る。

また、喀痰吸引については、実地研修を受け入れた病院や施設などに協力金を支給するほか、喀痰吸引等研修や指導看護師の伝達講習を実施し、「介護職員等による喀痰吸引等行為」の普及を進める。


出典:医療介護CBニュース