看護師漫画家のあさひゆりが自身の経験をもとに描く4コマエッセイ漫画。看護師あるあるからお役立ち情報、ナースの恋愛事情まで、とくとご覧あれ!

あさひゆりさんからのメッセージ
医療従事者は自分の職場である病院などで健康診断を受けることが多い。その為、各検査や診察を担当してくれるスタッフとも顔なじみのことがある。
とくに看護師達のなかには、苦手な医師が健診担当の日は避けて、自分の健診日スケジュールを調整する者や、運悪く怖い上司の採血を実施することになる者などもいて、皆それぞれ緊張感のある期間を過ごすのであった。
健康診断といえば、気になるのが生活習慣病であるが、中性脂肪やコレステロール、肝臓の機能、血糖、体重などを気にして、健診の1週間くらい前から急に食事に気を使ったり、運動を初めてみたり、そんなギリギリになってから悪あがきをしてしまうのは、たぶん医療従事者もそうでない人も同じだと思う。
私も腹囲測定の際には、思いきり腹筋に力を入れて、ひっこませる努力をしてしまう、それはもうメジャーをお腹にまわされたら条件反射的に・・・。悪気はないのだが「息を吐いてください!」といつも注意されている。そして申し訳ないななんて思いつつこっそり凹ませるのだ。
健康診断会場には一般の患者も沢山来ており、同じ検査着を着て、患者にまぎれて過ごす。いつもは看護師として患者の前ではなかなか気の抜けない時間を過ごすが、健康診断の時ばかりは自分も患者に扮しているので、眠ければあくびをし、気になる番組が流れればテレビ画面に夢中になることもできる。なんだかちょっとしたワクワク感と、採血は普通に痛いかなとびびったりして、今年も無事健康診断を終えることができた。
ちなみに健康診断は体調が良い時に受けるのが一般的なので、いざ受けようとした日に風邪をひいてしまっていたりすると、やっかいなことになりかねない。なのでもし時間があるなら日程に余裕を持って早めに受けておくことがおすすめである。
お知らせ
ナースプラスで「ナースの世界線」を連載しているあさひ ゆりさんの本が出版されました。
「走り続けた看護師たち 新型コロナウイルス感染症パンデミックで起きたこと」
2020年、日本中を覆った新型コロナウイルス感染症パンデミックの様子を、看護師自らが取材して描いた記録となっております。
興味のある方は是非リンクをご確認ください。
