看護師試験の出題傾向が変更、受験者からネットで批判殺到
2017年2月19日、全国で第106回看護師国家試験が行われました。事前の告知どおり、今回の試験では例年と出題傾向が異なり、読解力を問うような問題が急増。「過去問が役に立たない」「勉強しても意味がない」と、受験者からの批判がSNSなどで殺到しています。
出題傾向変更の背景には、看護師の質を高める試みがありました。しかし、依然として現場は慢性的な人手不足であり、ひとりでも多くの看護師がほしい状況。そういったことから、今回は合格基準となる点数が例年より下がるのではないかとも予想されており、厚生労働省としては、優秀な看護師をいかに多く生み出していくかが課題となるでしょう。 今回の出題傾向変更は、来年度に向けた予行演習ともいわれています。現役の看護学生は、出題傾向の動向に注目し、過去問だけではなく、さまざまな対策をとることが必要になりそうです。
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医療的ケア児の通う学校に看護師配置、付き添いなしで通学可能に
声帯まひで気道が狭まる「気道狭さく」により、生まれてすぐに気管切開を行い、日常的にたんの吸引が必要な医療的ケア児に対し、自治体である横浜市は、通学する学校に看護師を配置することを決めました。当初は特別支援学校に入学するか、親の付き添いが必要ということでしたが、「付き添いなしで、兄弟や友達と同じ学校に通いたい」という、本人と親の希望を尊重した結果となりました。
あまりクローズアップされていませんが、近年、看護師や家族のサポートが必要不可欠な「医療的ケア児」が増えています。自宅や通学中など、日常的に介助が必要な場面が多く、家族への身体的、精神的負担も強いのが現状です。こういった負担を減らすためにも、学校に配置される看護師の存在は大きいといえます。また、看護師の働き方を増やすという意味でも、全国でこのような取り組みが広がることが期待されます。
文:看護師 水谷良介
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