• 2024年11月6日
  • 2024年11月27日

「ICU」と「CCU」、多様な疾患に対応できるのはどっち?

 

大学病院や総合病院など、大きな病院には併設されている「ICU」「CCU」という施設。重篤な患者さんが入室する場所であることは知っているけれど、具体的な違いは知らないという人は多いのではないでしょうか。そこで今回は「ICU」「CCU」の違いについてご紹介します!

「ICU」は、内科・外科問わず重篤な患者さんの治療を行う施設

「ICU」「「Intensive Care Unit」の略称で、重篤な急性機能不全にある患者さんや、容態変化の観察が必要な患者さんに対して、集中的な治療・看護を提供する施設を指します。内科・外科を問わず患者さんを受け入れる点が特徴で、容態変化が起こりやすい手術後の患者さんも1日だけICUに入ることがあります。さまざまな症状の患者さんを受け入れるため、看護師には豊富な知識と経験が求められます。

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「CCU」は循環器疾患に関する患者さんの治療を行う施設

「CCU」とは「Cardiac Care Unit(循環器疾患集中治療室)」の略称で、主に心不全、不整脈、心筋炎、急性大動脈解離、急性肺血栓塞栓症といった循環器系の重症患者を受け入れる施設を指します。そのため、循環器系の疾患や看護の専門的な知識と経験が求められます。しかしICUの病床に空きがなく、他に受け入れ先がない場合は、例外としてCCUへの受け入れが打診されることも少なくありません。

どちらの施設も、担当する分野は細かく異なるものの、高度な専門知識と観察力、看護技術が求められるようですね。それぞれの区別と共通点をしっかり理解しておきましょう!

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制作:TAC企画

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