日本は、世界でもっとも病院数が多い国であり、医療体制も充実しています。ただしすべての病院が同じ役割を担っているかというと、そうではありません。同じ病院でも、目的や病床数によって名称、役割が異なるのです。そこで今回は「一般病院」と「特定機能病院」の違いについて紹介します!
「一般病院」は誰でも受診でき、入院も可能な病院のこと

一般病院の定義は以下の通りです。
「病院」とは、医師又は歯科医師が、公衆又は特定多数人のため医業又は歯科医業を行う場所であつて、二十人以上の患者を入院させるための施設を有するものをいう
<引用:医療法 第一条の五>
日本の病院全体の約7割を占めており、医療法人、公益法人などが運営元となっていることが多い一般病院。病院の規模にもよりますが、その多くが急性期から慢性期、回復期を中心としたすべてのフェーズの医療・看護を提供しており、他の病院からの紹介状がなくても、誰でも受診・入院が可能な点が特徴と言えるでしょう。
「特定機能病院」は厚生労働省認可のもと、紹介制を導入している病院

一方、「特定機能病院」は以下のように定義されています。
医療施設機能の体系化の一環として、高度の医療の提供、高度の医療技術の開発及び高度の医療に関する研修を実施する能力等を備えた病院について、厚生労働大臣が個別に承認するもの。
<引用:厚生労働省「特定機能病院制度の概要」より>
一般病院との違いは、厚生労働省の個別承認のもとで運営している点にあります。2024年9月1日時点で、特定機能病院は国内に88拠点あり、主な役割は「一般病院では対応が難しいケガ・疾患に対応できる高度な医療技術の提供」と、「高度な医療技術の開発・評価」。そのため一般病院とは異なり、他院からの紹介がなければ受診・入院はできないようになっています。もし受診を希望する際は、他の病院での医師から紹介状をもらうようにしましょう。
病院の種類は他にも「地域医療支援病院」「精神病院」「結核病院」などがあり、役割や施設の規模などが細かく異なります。これを機に病院ごとの違いを理解してみましょう!
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