私たちに病気をもたらす細菌。同じ細菌でも形状によって呼び方が異なります。今回紹介する漢字「桿菌」は、まさに細菌の一種。代表的な桿菌は大腸菌、結核菌、インフルエンザ菌、緑膿菌(りょくのうきん)などがあります。「桿」という字は、あまり見慣れないかもしれませんね。一体何と読むのでしょうか?
「桿菌」を使った例文
「桿菌」は、診療科問わず医療現場のあらゆる場所で使われます。
例文としては、
「入院中の患者さんからグラム陰性桿菌の1つ、緑膿菌が検出されてしまった」
「グラム陰性桿菌による院内感染防止徹底は、看護師にとって重要です」
「抵抗力が減弱しやすい患者が入院する診療科ほど、グラム陰性桿菌による感染症は予防しなければいけない」
などが挙げられます。
入院中の患者にとっては危険な細菌みたいですね。正解を見てみましょう!
正解はこちら!
正解は「かんきん」でした!
桿菌とは「細長い棒状の形をした細菌の総称」のこと。他にも細菌の種類としては、球状で黄色ブドウ球菌や髄膜炎菌(ずいまくえんきん)が代表の「球菌(きゅうきん)」、らせん状で犬猫の下痢の原因にもなりやすい「らせん菌」があります。併せて覚えておきましょう!
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制作:TAC企画