手術や検査に向かうとき、医療に詳しくない患者さんは、少なからず不安をかかえています。患者さんの「心の負担」を少しでも軽くするために配慮すべき、2つのポイントをご紹介します。
手術や検査の内容を理解してもらえるように、わかりやすく伝える
「明日は、全身麻酔の手術を予定通り行います」 この伝え方では、患者さんは話の内容をきちんと理解できず、不安が募ってしまいます。
「明日、予定通り〇時に〇〇の手術を行います。全身麻酔になりますが、麻酔専門の医師が付きますので、ご安心くださいね。術後は傷口が痛むこともあると思いますが、そのときは痛み止めを使うなどの対応ができますので、遠慮なく言ってください」
というように、不安をかかえている患者さんには、安心材料を伝えましょう。
患者さんの信頼を得られるように心がける
看護師の言葉や態度ひとつで、不安にかられてしまう患者さんも。日々の看護業務のなかで、患者さんの信頼を得ることが大切です。業務に追われて忙しいときでも、いつもどおりの丁寧な看護を心がけましょう。患者さんの信頼を得ることは、治療効果の向上にもつながります。
文:看護師/カウンセラー 坂口千絵
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