• 2024年12月13日
  • 2024年12月5日

「脳卒中」と「脳出血」の違い、知ってる?

 

五感の統合や記憶をつかさどる脳。それだけに脳に発症する病気は多く、重症化することも少なくありません。医療ドラマでもよく耳にする「脳卒中」や「脳出血」はどのようなことが原因で起こるのでしょうか?今回はそんな2つの違いや原因について紹介します!

「脳卒中」は、脳への血流障害で起こる病気の総称

脳卒中」とは、脳への血流が障害されることで、手足のしびれや、動作機能障害、言語障害、意識がなくなったりする発作のことを指します。よく耳にする「脳梗塞」や「脳出血」、「くも膜下出血」などは脳卒中の一種であり、どれも突然発症することが多いと考えられています。
<出典:聖マリアンナ医科大学脳血管内治療科

「脳出血」は、脳の血管が破れた状態のこと

脳卒中の一種である「脳出血」とは、脳の血管が裂けて脳の組織内にあふれた状態のことです。出血後の血液は、「血腫」という血のかたまりとなり、脳細胞の破壊や圧迫をし、脳の機能を阻害してしまいます。原因は高血圧や動脈硬化が多く、出血箇所や量、血腫の大きさによって頭痛や吐き気、手足のしびれなどさまざまな症状が出現するのが特徴です。
出典:聖マリアンナ医科大学脳血管内治療科

他にも、脳の病気は「ラクナ梗塞」「アテローム血栓性脳梗塞」「一過性脳虚血発作」など細かく分類されます。これらの違いもしっかり理解しておきましょう!

制作:TAC企画

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