• 2020年10月27日
  • 2021年11月16日

WEB面接で気を付けたいポイント(第3回)~聴覚情報編~

 

「事前準備編」「視覚情報編」に続き、最終回となった今回は、「聴覚情報編」をお伝えいたします。
「聴覚情報」には言葉遣い、話し方、声のトーンなどが含まれます。WEB面接では同じ場をリアルで共有できない分、「場の空気で察する」ことがしづらいため、「聴覚情報」も重要視されます。それぞれのポイントを確認していきましょう。

マイナビ看護師「WEB面接注意とマナー」
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言葉遣いのポイント

対面での面接に比べ、WEB面接では面接官のリードに任せて受身な態度や言葉足らずになりやすいものです。各場面で、実際に起こりがちな【NG例】を【OK例】と併せて見ていきましょう。

<面接を始める場面>
・面接官の「面接を担当いたします、〇〇と申します。よろしくお願いします」に対して…
【NG例】「あ、はい。よろしくお願いします」(×:名乗り忘れ
【OK例】「〇〇〇〇(フルネーム)と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします」

<面接を終える場面>
・面接官の「以上で終了いたします。本日はありがとうございました」に対して…
【NG例】「ありがとうございました」(×:言葉足らず
【OK例】「こちらこそ、本日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします」

<面接中、声が聞き取りにくい場面>
【NG例】「は?」、「はい?」や「聞こえにくいんですけど…」(×:素が出やすい
【OK例】「恐れ入りますが、もう一度お願いできますでしょうか」

話し方のポイント

WEB面接ではタイムラグや音声が聞き取りにくいなど、思わぬことが発生します。特に「聞き取りにくさ」は相手に大きなストレスを与えますので、以下の点を意識して話すようにしましょう。

<自分で話すとき>
・面接官が話し終わってから、 一呼吸おいて話し始める ようにしましょう。

<面接官からの質問に答えるとき>
一呼吸おいて、「はい」と返事をしてから答えます。早とちりすることも防げますよ。

<その他面接中に気を付けたいポイント>
・対面での面接以上に、「間」を意識して話すスピードを調整します。

口を大きく開き、ハキハキ聞き取りやすく話しましょう。口の開きが小さいと、ボソボソとした話し方になってしまいます。

声の大きさ、トーンのポイント

WEB面接では、お互いが聞いている音量が同じとは限りません。また、「機械」を通じて相手に声が届くため、対面で話すよりも声のトーンが低めになります。そのため、以下の点に注意しましょう。

・声が小さいのはもちろん、大きすぎるのも問題です。使用機器でボリューム調整はできますが、わからない場合は尋ねても良いでしょう。
(【例】 「恐れ入りますが、私の声の大きさはこのくらいでよろしいでしょうか?」 など)

明るい声のトーンは若々しく、生き生きした印象を与えます。
そのためには「笑顔で話す」ことを意識しましょう。笑顔で話すと口の中の空間が広がり、明瞭で聞き取りやすい声のトーンになります。

・WEB面接ではいつもより少し高めの声のトーン(ドレミの「ソ」の音階が目安)を意識しましょう。

以上、3回に渡って「WEB面接で気をつけること」をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
読者の皆様のWEB面接のご成功と今後のご活躍を、心よりお祈りしています。

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