• 2023年11月20日
  • 2023年11月16日

【看護師が描く4コマ漫画】ナースの世界線 vol.13

 

看護師漫画家のあさひゆりが自身の経験をもとに描く4コマエッセイ漫画。看護師あるあるからお役立ち情報、ナースの恋愛事情まで、とくとご覧あれ!

あさひゆりさんからのメッセージ

夜勤帯は少ない人数で業務をこなさなきゃならないので、チームワークがとても重要で「お菓子」にはそんなスタッフ間のコミュニケーションツールとしての役割がある。

口下手で普段は口数の少ない先輩看護師が新人スタッフに、「これ食べなよ」とコンビニの新作スウィーツを渡しているのを見て、相手の緊張をほぐしてあげようとしているのかな、と微笑ましく見えた。

またある日の夜勤で、急変やら転倒、即入院など予定になかったことが重なり休憩も取れず朝を迎えたことがあり、帰宅途中の昼頃、低血糖気味になり駅で座り込んでしまったことがあった。

これは良くないと思い、次の夜勤からアメ玉やチョコレートなどをポッケに忍ばせ、記録を書きながらこっそり食べるようになったのだが、ある時、コンビニで買った冬季限定のくちどけチコレートが白衣のポケットのなかでドロドロに溶けてしまい、それを触った手で腰のあたりに触れてしまった様で、同僚に「ねぇ、うんこ付いてるよ」と優しく声をかけてもらうという失態に。

排泄援助もする医療現場では、ユニフォームに便が付着していても不思議ではないのである。別の日には、廊下に転がっていた兎糞便を踏んづけてしまい、深夜のナースステーションでひとり、18Gの針を使い、ナースシューズの裏の溝にめり込んだ便をひたすらほじほじしていたこともあった・・・。

そんな踏んだり蹴ったりの夜勤ではあるが、今回の4コマのようにちょっとしたお菓子などを使って同僚たちと少しでも楽しく過ごしていただけると、いざという時にチームワークが発揮されるのでおすすめである。


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