• 2023年2月6日
  • 2023年1月30日

「壊疽」が読めそうで読めない……! 読み方とその意味は?【医療漢字クイズ】

 

普段見慣れている漢字でも、意外な読み方をすることがあります。「壊疽」の「」の字はまさにその1つ。ほとんどの場合「こわ(す)」や「かい」と読みますが、今回はなんと読むのでしょうか?

「壊疽」を使った例文

壊疽」は主に、医療の現場で患者の皮膚を観察する際に用いられます。

例文としては、

「腐敗した箇所が黒色や黄色に変化している。壊疽の状態だと考えるべきだろう」

「壊疽は糖尿病、やけど、凍傷などが原因で起こることが多い」

「壊疽が起きていないか、日頃から観察を怠らないことが重要だ」

などが挙げられます。

「糖尿病」から読み方を導き出した人がいるかもしれませんね。それでは正解を見てみましょう!

正解はこちら!

正解は「えそ」でした!

意味は「壊死(えし)した組織が乾燥または感染を受け腐敗した状態」のこと。特に糖尿病の患者は「糖尿病性壊疽(とうようびょうせいえそ)」にならないように、日頃から足の観察をすることが大切だと言われています。


出典:「おさえておきたい看護用語 聞き言葉・略語・カタカナ語」(エキスパートナース編集部・編/照林社)

制作:TAC企画

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