【質問】プリセプターが怖すぎて毎日憂鬱!
丁寧に教えてくれる主任やベテランの上司と一緒のときは安心して何でも聞けるのですが、Aさんと一緒の日は「そうじゃなくて~」って援助の途中でも注意されてしまうので、次はいつ怒られるのかと思うとますます怖くなり萎縮してしまいます。
Aさんにすごく嫌われて「私は落ちこぼれなのかな?」「看護師続けられるかな?」と、とても不安です。(愛知県在住 看護師歴1年 22歳)
【回答】”肯定”と”否定”で人間関係が変わる!
なぜ怒るのか視点を切り替え観察してみよう
実はあなたより余裕がなくて焦っているのはAさんかもしれません。相手をよく観察し、視点を変えてみましょう。怖い→声をかけられない→報告が遅れる→ますます怒られて萎縮する……
そんな負のループを、私も新人時代に経験しました。
ここから抜け出すために、まずAさんの言動・行動をしっかり観察してみてください。あなたはAさんに“本当に”嫌われていますか? Aさんは、あなた”だけ”に厳しくてほかの人にはとても親切だったりしますか? Aさんの私生活は充実していそうですか?
もし「自分以外にも機嫌の悪い態度を取る」「よく人の悪口を言っている」ということであれば、Aさんはあなたを嫌いなのではなく、自分に余裕がなくイライラしている可能性が高いです。
そしてもし、あなた”だけ”に厳しいのだとしても落ち込まないでください。本気で怒っているのであれば、そこには“心配の裏返し”や“伝えたい想い・教えたいこと”が必ずあるはず。また、自分が新人時代に受けた指導をそのまま実践していたり、自分の新人時代と重ねていたり、自分の指導不足で上司から注意されることが怖かったり……Aさんが怒る背景には“自分の経験や事情”が必ず大きく関わっています。
あなたとAさん、どちらか一方が良い・悪いという問題ではないことに気づいて、少し視点を切り替えてみましょう。
信頼関係を築くことが気持ちよい人間関係構築のカギ!
この状況を打開するために必要なことは、仕事を早く覚えることよりもAさんとの“信頼関係づくり”です。
こういった場面でとても効果的な方法は、相手への“肯定”と“感謝”のメッセージを“自分から送り続ける”ことです。どんなささいなことでもかまいません。Aさんが厳しい指導の中でも『教えてくれていること』、怒られた中でも自分が『気づけたこと』があったら、
「あのときは凹んだけど、Aさんに言われたから気づけました」
「Aさんが言ってくれたことがヒントになって、〇〇が分かりました」
「教えてくれてありがとうございます」
と、必ず言葉にして伝えましょう。その場で言えなくても、後日でも大丈夫です。始業時や休憩時間など、Aさんに少し余裕のありそうなときを見計らって「あのときは……」と、伝えましょう。
また、このとき“人づてに褒める”と、とても効果的です。直接言う勇気が出ない場合、同僚や先輩にAさんの“いいウワサ”を積極的に話すようにしてみてください。“知らないところで実は自分が褒められている”ことを知ったときって、なんだかうれしくないですか?
これは私の実経験ですが、この“肯定”と“感謝”のメッセージを繰り返し送り続けたことで、私は新人時代にプリセプターとの関係が劇的に良くなりました。厳しかったその先輩は1カ月もしないうちに私に対して優しくなり、ほかのスタッフからも「当たりが柔らかくなった」とウワサされるほど。そして関係性が整ったことでお互いにコミュニケーションが増え、先輩が失敗をフォローしてくれたり、教え方が丁寧になったり、仕事も覚えやすいプラスの環境に変化していきました。
「もう嫌われちゃった」「仲良くなんてなれない」そう思うかもしれません。ですが、お互いに肯定し合える信頼関係はいまからでも作ることができます。大切なことは、“無理に気をつかって相手の機嫌を取る”のではなく、“実際にしてくれていることに目を向け、肯定し感謝する”こと。“お互いに気持ちのいい関係づくり”をさっそく今日から始めてみませんか?
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