• 2017年8月8日
  • 2022年1月12日

シリンジポンプ使用時のマナー

 

シリンジポンプは、あらかじめ設定した量の薬剤を一定の速度で投与でき、さまざまな警報機能もついている便利な機器です。しかし、使用方法を誤ると、患者の生命に重篤な影響を及ぼす危険性があります。今回は、シリンジポンプ使用時のポイントについてご紹介します。

投与量や速度に間違いはないか確認する

シリンジポンプを用いて投与する薬剤は、わずかな量でも強力な作用があるぶん、正確な量・速度で注入する必要があります。シリンジ本体の薬剤の内容だけでなく、投与量や速度の変更時も含め、医師の指示に基づいた投与ができているか定期的に確認しましょう。

落下・破損などのトラブルに注意する

シリンジポンプが設置されている点滴スタンド類はベッドサイドに位置することが多く、患者さんの観察や処置をする際、動線の妨げになることがあります。機器にぶつかると落下・破損や、ルートが引っ張られるなどのトラブルにつながるため、十分に注意しましょう。

シリンジポンプの性能を過信しすぎず、確実な投与が行われているか確認する習慣をつけ、正しい管理を心がけてくださいね。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

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