
働き出してから半年経ちますが、毎日のように失敗しています。先輩は優しい人が多く、「まだ半年なんだから」「ゆっくりでいいよ」と励ましてくれますが、申し訳ない気持ちでいっぱいです。技術も未熟で患者さんにも迷惑をかけているし、こんなにできない私が、看護師を続けていってもいいのか悩んでいます。
新人ナースの悩み
福島県在住 看護師歴1年目 22歳
働き出してから半年経ちますが、毎日のように失敗しています。先輩は優しい人が多く、「まだ半年なんだから」「ゆっくりでいいよ」と励ましてくれますが、申し訳ない気持ちでいっぱいです。技術も未熟で患者さんにも迷惑をかけているし、こんなにできない私が、看護師を続けていってもいいのか悩んでいます。
人間関係でよくみられるのが「申し訳ない」「迷惑をかけている」と本人が気にしている割に、相手はまったく気にしていないというケースです。このような場合、たとえ相手が本心から「気にしていないよ」「大丈夫だよ」と言ったとしても、本人は自分に非があると信じ、その言葉をなかなか受け入れることができません。
しかし、たとえ迷惑だと思われていたとしても、周囲の人たちは、そんなあなたも受け止めているもの。それをしっかりと認識しましょう。そして、「うまくできない今の自分」だけをみて悲観するのではなく、「いつか多くの人たちに自分の学びを還元していこう」と「未来の自分への期待」をもつことが大切です。
悩みの種類にもよりますが、知識・経験不足、不慣れなどの悩みは、経験を積んで学習していくことで、ある程度は自然と解決します。そのため、2~3年後も同じことで悩み続けている可能性は少なく、もし同じ悩みを抱えていたとしても深刻度は今よりも低くなっているはず。ただ、悩み続ける人は、「失敗」や「申し訳なさ」「迷惑」などの言葉が頭に浮かび、自己評価が低い傾向にあります。
知識・技術の習得や、経験値を積み重ねることは、もちろん大切なことです。しかし、「自己評価」が低いままだと、何年経っても、「こんな私は看護師に向いていない」「全然成長していない」などと、自己卑下からくる悩みを抱いてしまう可能性があります。
適正な「自己評価」ができるように、心がけてみてくださいね。
坂口 千絵(さかぐち ちえ)
看護師、教育・指導サポート歴25年以上。コーチング、カウンセングなどの個人セッション実績豊富。2019年、「サポート職に携わる人のサポートに徹する」ことを決断し、25年間の看護師人生に幕を下ろす。
家族の死、最愛の夫の病死を通じ、死生観について学んだ経験をもとに、魂の望みを叶えながら、周りの人の幸せもしっかりとサポートしたい人に向け、オンライン講座を提供。セッションは「とにかく話しやすい」「具体的でわかりやすい」と好評。
直観力を駆使したセッションが大好評にて、続々と全国から受講生が集まっている。
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