二重敬語とは、一つの言葉のなかで敬語を二重に使用したものです。「過剰な敬語」は回りくどい印象を与え、意味が伝わりにくくなります。また、公的な場やビジネスシーンでは、相手に対して失礼にあたるだけでなく、言い方によっては誤解が生じて、トラブルの原因になることも。今回は、間違いが多い「二重敬語」の例をご紹介します。
間違いその1:「謙譲語+させていただく」
×書類を拝見させていただきました
○書類を拝見しました
「拝見する」は「見る」の謙譲語、「いただく」も謙譲語です。2つの謙譲語が入っているため、二重敬語になっています。
間違いその2:「おっしゃられる」
×「~と、○○様がおっしゃられていました」
○「~と、○○様がおっしゃっていました」
「おっしゃる」は「言う」の尊敬語、「~られる」も尊敬語にあたるので、尊敬語が重なり二重敬語になっています。この場合は、「おっしゃる」が正しい敬語です。
間違いその3:「お~になられる」
×「お帰りになられる」
○「お帰りになる」「帰られる」
「お+動詞」の敬語が、「~られる」と重なり二重敬語になっています。どちらかを使えばいいので、「お帰りになる」または「帰られる」が正しい敬語です。
間違いその4:「ご~になられる」
×「ご覧になられる」
○「ご覧になる」「見られる」
「ご覧」は「見る」の尊敬語なので、「~られる」と重なり二重敬語になっています。その3と同じく、「ご覧になる」「見られる」のどちらかを使いましょう。
丁寧な言葉遣いにしようとするあまり、間違って二重敬語になってしまう場面は意外とあります。目上の方に話すときは意識して、正しい敬語を使うよう心がけるといいですね。
文:看護師/カウンセラー 坂口千絵
-
今話題のトラベルナース!短期間かつ高給与の求人が揃ってます!
-
転職先で給与アップしたい方へ★
年収500万円以上の高収入求人や応募のポイントをご紹介! -
人気の転職時期である4月に転職するメリットはたくさん!
-
働きながら綺麗になれる♪常に人気の美容クリニック求人をピックアップ!
-
企業でも看護師資格を活かして働けます!ワークライフバランス◎
-
シフト勤務の環境を変えたい方向けに、土日祝休みの求人をご紹介!
-
看護師さんの約半分は夜勤なしで勤務中!無理なく働ける夜勤なし(日勤のみ)求人をご紹介!