• 2024年1月17日
  • 2024年1月16日

【看護師が描く4コマ漫画】ナースの世界線 vol.15

 

看護師漫画家のあさひゆりが自身の経験をもとに描く4コマエッセイ漫画。看護師あるあるからお役立ち情報、ナースの恋愛事情まで、とくとご覧あれ!

あさひゆりさんからのメッセージ

深夜に漫画の原稿を描く時、私はいつもヘッドホンでラジオや音楽を聴く。手は動かしていたいので、耳だけで楽しむエンターテイメントが深夜作業にはうってつけなのだ。

そんな中で一番作業に集中できるのが洋楽やK—POPなどの外国語の音楽である。何をしゃべっているのかよくわからないのでふわっと音楽にのることができる。私はどうやらこれが邦楽だと歌詞をよく聴き入って、一緒に口ずさんだりしてしまい脳が余計に消費される気がして疲れてしまう。

そんな理由で漫画を描く様になってからとくにK-POPを沢山聴く様になり、中でも某アイドルグループを推していて、わざわざ韓国までライブに行く程応援している。

推しの音楽を聴くだけでも元気が出るし、グッズを集めるのも幸せで、もうどうにもこうにも大好きなのだ。

今や「推し」というのは、なにもアイドルだけを指すのではなく、漫画やアニメのキャラクターであったり、スポーツ選手や俳優などの著名人であったり、大好きなブランドや百貨店そのものでもいい。とにかく愛すべきその対象で心癒され満たされる、そんな自分にとっての心の栄養剤のような存在が「推し」なのではないかと思う。

そして「推し」ができたことで誰かの「好き」も共感できるようになった。スポーツ観戦、ゲーム、なんでもいい。目に輝きをもって好きなものを熱く語る人がとても素敵に見える。わかる、わかるよその気持ち!大好きなんだよね!とこっちまで嬉しくなるのだ。

なんだか世界中の人に以前より優しくなれる気さえする。そんな「推し」の効用について日々考えながら、これからも幸せな気持ちで深夜作業をがんばりたい。


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バナーデザイン:高橋さやか

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