• 2024年1月23日
  • 2024年1月10日

要注意!寒くて頬が赤くなる…それ「狼瘡」かも!具体的な症状は?

 

冬になると、寒暖差による刺激で頬が赤くなることがありますが、もしかしたらその症状は皮膚の発疹や関節痛、臓器の炎症、発熱などを伴う自己免疫疾患「播種性紅斑性(はしゅせいこうはんせい)狼瘡」かもしれません。この「狼瘡」、一体何と読むのでしょうか?

「狼瘡」を使った例文

「狼瘡」が使われるのは、膠原病内科やリウマチ科、腎臓内科の分野です。

例文としては、

播種性紅斑性狼瘡の可能性があるので、まずは血液検査をしましょう」

播種性紅斑性狼瘡は皮膚以外にも症状が出ます。患者さんの状態を細かく観察してください」

播種性紅斑性狼瘡の皮膚症状には、ステロイド軟膏を必要に応じて使用します」

などが挙げられます。読み方はわかりそうですが、意味まではイメージしにくいかもしれませんね。正解を見てみましょう!

正解はこちら!

正解は「ろうそう」でした!

意味は「皮膚の局所的な破壊や退化のこと」で、冒頭で紹介した「播種性紅斑性狼瘡」の別名は難病に指定されている「全身性エリテマトーデス」を指します。皮膚に出来る発疹が、狼に噛まれた痕のような紅斑であることから紅斑性狼瘡と呼ばれるようになりました。

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出典:看護師さんのための用語辞典「狼瘡」

制作:TAC企画

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