今回紹介する医療用語「昏迷」は、「昏」の漢字の意味が分かると、読み方や意味が覚えやすくなるかもしれません。
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ちなみに「昏」は、訓読みで「くら(い)」「くら(む)」「く(れ)」と読み、もともとは「太陽が沈んで見えなくなった日暮れ時」を表す言葉として使われていたそうです。
「昏迷」を使った例文
「昏迷」は主に精神科領域で用いられます。
例文としては、
「昏迷は意識障害のひとつだ」
「解離性昏迷は、心が耐えられないほどのショックや絶望を感じたときに生じる」
「昏迷は、緊張性統合失調症の主な症状のひとつとして考えられている」
などが挙げられます。
どうやら、人の意識や心の機微に深くかかわる症状のようです。いったい何と読むのでしょうか?
正解はこちら!
![](https://kango.mynavi.jp/contents/nurseplus/wp-content/uploads/2023/01/konmei_2.jpg)
正解は「こんめい」でした!
「中等度の意識混濁で、自発的な身体的・精神的表出はないものの、繰り返し強く呼びかけると一瞬だけ反応がある状態のこと」を指します。
ちなみに、どんなに強い呼びかけを繰り返しても反応できない意識障害の状態は「昏睡(こんすい)」です。「昏睡状態」という言葉もよく耳にしますよね。これを機に区別して覚えましょう!
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出典:「おさえておきたい看護用語 聞き言葉・略語・カタカナ語」(エキスパートナース編集部・編/照林社)
制作:TAC企画