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せ
セロトニン受容体
中枢神経系にあるセロトニンの受容体。多くのサブタイプがあり、5HT1受容体は神経抑制、睡眠、摂食、体温調節、不安など、5HT2受容体は神経興奮、平滑筋収縮、血管収縮・拡張、血小板凝集など、5HT3受容体は神経興奮、不安、嘔吐など、5HT4受容体は神経興奮、胃腸運動などに作用する。
セロトニン症候群
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などのセロトニン作動薬の投与中に発現する副作用。腱反射亢進・ミオクローヌス・筋強剛などの神経・筋症状、発熱・頻脈・発汗・振戦・下痢などの自律神経症状、不安・焦燥・錯乱などの精神症状を呈する。
セロトニン
必須アミノ酸であるトリプトファンからつくられる、モノアミン神経伝達物質。血小板と消化管に多く存在し、平滑筋収縮作用、痛覚神経末端刺激作用、末梢血管・心筋収縮作用がある。脳内セロトニンは、縫線核など脳幹から大脳・脊髄に広範囲に投射し、脳の活動に関与する。