β-受容体 神経伝達物質であるアドレナリンを受容するタンパク質の1つで、主に心筋に存在するβ1-受容体と、気管支や血管の平滑筋に存在するβ2-受容体に大別される。前者は、心筋の収縮に関与し、後者は、気管支や血管の平滑筋の拡張、子宮の平滑筋などの弛緩に関与する。
β-刺激薬 交感神経のアドレナリン受容体のうち、β-受容体を刺激する薬物。主にβ1-刺激薬は、心筋収縮力を増大させる作用から強心薬として用いられ、β2-刺激薬は、気管支平滑筋を拡張させる作用から気管支喘息治療薬として用いられる。