訪問看護師として活躍中のみなさんに気になるお仕事のことをいろいろ聞いてみました。じっくり読んでキャリアを考えるヒントにしてください。
01
K.Nさん
26歳
K.Nさん
26歳
【現在の職場の勤務歴4年】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 病棟勤務の時にショートステイの患者さん、ご家族と関わる機会がありました。ご家庭によっては「もっと患者さんのケアに介入できないか」と思うことが多くあり、在宅医療、看護に携わりたいと思いました。
- 訪問看護師になってギャップを感じたことはありますか。
- はい。自分1人で判断しなければならない場面が多いことです。最初は戸惑いましたが、上司や同僚にすぐ相談できる環境が整っていたことはよかったです。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- ご利用者さまに対して、こちらの意図がうまく伝わらずに怒らせてしまったこと。すぐに上司に誤解を解いてもらい、今後の対応を指導してもらいました。相手が理解しやすいようにするにはどうするべきか、言葉遣いにとても慎重になりました。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 最初は訪問を拒絶していたご利用者さまが、「あなたが来てくれてうれしい」と言ってくれるようになったこと。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- お風呂がとても狭いスペースで、それでも訪問入浴ができるんだ!と驚きました。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- ご利用者さま、ご家族と1対1できちんと向き合いたいと考えている方。
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02
M.Mさん
37歳
M.Mさん
37歳
【現在の職場の勤務歴6年】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 家庭の事情や体調面の理由からワークライフバランスを大切にしたいという思いがあり、日勤のみの勤務を検討しました。病棟勤務では時間に追われ、患者さんと十分向き合う時間が取れないことに疑問と不満も感じていました。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- ご家族に感情移入してしまい精神的に苦しみましたが、所長のサポートがあったことで切り抜けられました。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 患者さんの人生経験を聞かせていただくこと。これから人生を終える方々の残りの生活に寄り添えること。「あなたが来てくれて良かった」「あなたの事務所は素敵な人ばかりで楽しい」とほめていただいたこと。日々、患者さんの笑顔が見れることが何よりの喜びです。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- 交通機関も止まるほどの大雪の中の訪問で、患者さんにタオルで頭を拭いてもらったこと。
- 訪問看護師としてこれからチャレンジしてみたいことは何ですか。
- 看護師の方々へ、もっと訪問看護の魅力を伝えたいです。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- 笑顔が素敵で「人」が好きな方は訪問看護に向いていると思います。
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03
K.Aさん
30歳
K.Aさん
30歳
【現在の職場の勤務歴2年】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 「できる限り最後まで自宅で生活したい」と思う方に役立つ看護をしたかったからです。
- 訪問看護師になってギャップを感じたことはありますか。
- はい。病院では医師や先輩看護師の指示に沿って処置をすることが多いですが、在宅ではチームとして医師と話しをすることに驚きました。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 看取りをしたご利用者さまのご家族からお手紙をいただいたとき。「あなたが来てくれて幸せな最期でした」と言われたとき。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- 点滴台がなくてハンガーを代用して点滴をしました。
- 訪問看護師としてこれからチャレンジしてみたいことは何ですか。
- ターミナル期でご自宅に戻られるご利用者さま、ご家族に「家に帰れて良かった」と思ってもらえるよう、生活環境の調整、医療処置、心のケアまで個人に寄り添った看護がしたいです。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- 人が好きな人。協調性がある人。明るく、思いやりのある人。
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04
O.Mさん
38歳
O.Mさん
38歳
【現在の職場の勤務歴6年】
【産休・育休の経験あり(現職で育休含む1年間)】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 終末期に興味があったため。病院でお亡くなりになる患者さんとそのご家族を見て、「心電図のアレストを待つだけなら家でも良いのでは」「なぜエンゼルメイクのときにご家族は入れないの?」と思ったのがきっかけ。
- 訪問看護師になってギャップを感じたことはありますか。
- 清潔操作。病院は使い捨てが多いが在宅ではコストも考えると、そうはいかない。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- 初めて訪問したお宅で「お通じ出ましたか? お食事は食べましたか?」と聞くところを、緊張から「お通じ食べましたか?」と言ってしまいました。お客さまにもご家族にも笑われました。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 終末期にホスピスを考えていた方が「あなたたちがいるなら家で看取るわ」と言い、永眠されたときも「家で看取って本当によかった。私も夫も幸せ」と言ってくださったこと。また、私たちの仕事を見たご利用者さまの娘さんが、看護師の資格や介護の資格を取って在宅医療に貢献していること。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- 私の訪問中にご利用者さまの愛犬が心肺停止。動物病院へ同行しました。
- 訪問看護師としてこれからチャレンジしてみたいことは何ですか。
- もっと病院との連携を深めたい。教育の面でも介護職と連携を深めていきたい。
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05
M.Kさん
42歳
M.Kさん
42歳
【現在の職場の勤務歴2年】
【産休・育休の経験あり(現職以前に5カ月間)】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 以前から在宅医療に興味があり、友人から誘いを受けて訪問看護ステーションに転職しました。
- 訪問看護師になってギャップを感じたことはありますか。
- はい。自転車で移動するので、思いのほか雨風が大変だった。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- 病院と似た感覚で、衛生材料をポンポン捨てていました。しかし、先輩にご自宅ではご利用者さまが衛生材料を購入しなければならないことを教えてもらい、「もったいない」意識を持つことができました。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 病院では禁止が前提になっている飲酒や喫煙がOKという状況に寄り添えることです。アルコール性の肝硬変から肝がんになり、ターミナル期に入っていても飲酒を希望していた方に、「適量を考えながら飲みましょう」と言うことで、その人らしい最期を迎えさせてあげられました。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- 独居の方がベッドから滑るように転落され、ベッドの下に潜り込んでしまって助けを求められたことがありました。姿が見えないのに「助けて」という、か細い声が聞こえたときは驚きました。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- 人とのかかわりに恐怖を感じない人なら、大丈夫だと思います。
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06
O.Mさん
27歳
O.Mさん
27歳
【現在の職場の勤務歴5年】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 看護師になると決めた頃からいつかは在宅で働きたいと思っていました。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- 看護師が常にご利用者さまのそばにいるわけではないため、次回の訪問日まで問題がないように調整しなければならないことになかなか慣れませんでした。訪問後に先輩に指摘されて、ご家族やケアマネさんに連絡をすることが多かったです。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- ご利用者さまや、ご家族に選択肢を多く提供できるようになったこと。フットケアや食事の選択など、病院勤務をしていた頃「本当はこうしてあげたいのに……」と思っていたことが実践できるようになった。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- ご利用者さまの家の住所が区画整理中のため地図にまだ反映されていなくて、たどり着くまでに時間がかかってしまった。
- 訪問看護師としてこれからチャレンジしてみたいことは何ですか。
- 看護師として「大学病院より訪問看護がカッコいい」となるような世の中にしたい。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- 他者との調整能力の高い人が向いていると思います。
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07
T.Iさん
25歳
T.Iさん
25歳
【現在の職場の勤務歴2年】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 救命救急センターで働きながら在宅医療、特に訪問看護の必要性を感じたため。訪問看護ステーションの全体数を増やすために、自身でステーションの立ち上げを考えていたときに現在の会社と出会いました。
- 訪問看護師になってギャップを感じたことはありますか。
- ある。看護師の判断で患者さんの生活が大きく左右されること。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 「自宅で生活を続けたい」というご利用者さまの希望を叶えることができているとき。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- 認知症で独居のご利用者さまが、訪問の予定を忘れ、出かけてしまっていることが何度かありました。
- 訪問看護師としてこれからチャレンジしてみたいことは何ですか。
- 若くても訪問看護にチャレンジしていくことが当たり前の世の中にしていきたいです!
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- 前向きな方。
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08
A.Kさん
38歳
A.Kさん
38歳
【現在の職場の勤務歴1年半】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- ホスピスで研修したときに訪問看護師さんから話を聞き、自分の看護師としての姿勢が間違っていたと気づいた。患者さんと向き合える訪問看護師になりたいと思ったから。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- 方向音痴だったため迷子になってしまい、お宅に到着できず泣きそうになりました。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- やっぱり「ありがとう」や「また来てね」という言葉がいつもうれしいです。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- 夜中にご利用者さまが他界されました。お別れの時間として、配偶者の方は一緒に休まれたそうです。だんだん身体が冷たくなり、亡くなったんだなと受け入れることができたそうです。
- 訪問看護師としてこれからチャレンジしてみたいことは何ですか。
- 認知症ケア。在宅では本当に難しいと思いますが取り組みたいと思っています。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- 患者さんと向き合いたいと思う方。経験が浅くても、やる気があれば現場でたくさん学ぶことができます。
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09
A.Yさん
29歳
A.Yさん
29歳
【現在の職場の勤務歴3年半】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 一人ひとりの患者さんを通して、内科・外科・緩和治療を学び、また母の病気も乗り越えて一緒に生きていくことを考えました。「ご利用者さまの自宅」という大切な場所で、私に何ができるのか考えたことがきっかけです。
- 訪問看護師になってギャップを感じたことはありますか。
- ある。病院によって、退院指導のレベルの差があること。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- 訪問時間を間違えてしまったこと。今は会社の携帯でアラーム設定をして、訪問中や移動中でも時間を気にしています。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 自宅で最期を迎えることに不安を感じていたご利用者さまとご家族がその時期と向き合い、きちんと自宅で最期を迎えることができた。その際、「あなたと出会えてよかった」と言ってもらえた。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- 独居の方のお宅へ訪問したら、その方が床で倒れたままの状態でいたこと。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- 人が好きな人が向いていると思います。ご利用者さまに心身共に寄り添えるような人と働けると、私にもいい刺激となり、勉強になります。
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10
I.Tさん
45歳
I.Tさん
45歳
【現在の職場の勤務歴10年】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 退院後の患者さんがどのように生活しているのか気になっていたから。また、ご家族や患者さんの生活全般を支援していけることが深い看護につながると考えたため。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- 訪問したところ、ご利用者さまが手首を切っていたことがあります。意識も清明で傷も浅かったのですが、驚いて私がパニックになってしまいました。あとで先輩から、人格障害の方のアピール行動だったと教えてもらい、それ以降はパニックにならずに冷静に対応できました。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 精神科のご利用者さまは計画や支援が進みにくいのですが、私の関わりによってほんの少しでもご利用者さまが楽しく生きることにつながると、モチベーションが一気に上がります。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- うかがったら、ご利用者さまがお部屋で亡くなっていました。警察、救急車、行政を呼んで対応しました。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- 人が好きであること。素直な方と一緒に働いていきたいです。
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11
H.Mさん
39歳
H.Mさん
39歳
【現在の職場の勤務歴3年】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 訪問看護に興味を持っていたときに見た求人雑誌に広告が載っていたから。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- 患者さんの状態が変化したときに病院での受診を促しました。診てもらった結果、私としては状態悪化を防げて良かったと思いましたが、ご家族は「わざわざ病院に連れて行くほどではなかった」と思われていたようです。在宅では受診の手間などがあり、そのお宅によってとらえ方が違うんだと痛感しました。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 家族や本人から、「看護師さんが来てくれて良かった」と言われたとき。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- 経験と度胸のある人。
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12
T.Aさん
25歳
T.Aさん
25歳
【現在の職場の勤務歴1年】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 病院勤務では一人ひとりのご利用者さまに関わる時間が限られており、じっくり向き合うことができなかったため。
- 訪問看護師になってギャップを感じたことはありますか。
- ある。移動で体力面がきつい。天候によって負担の大きさが変わる。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- 車で移動中に道を間違えてしまい、時間に間に合わずキャンセルとなってしまいました。その日は訪問できなかったため、後日先輩に同行してもらいました。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 私がほぼメインで訪問しているご利用者さまが、「Tさんを自分の専属にしたい」と言ってくださったことを間接的に聞いたとき。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- 雨天の日に自転車で移動中、タクシーと接触しそうになり、転倒し怪我をしたことがありました。
- 訪問看護師としてこれからチャレンジしてみたいことは何ですか。
- 自分のキャリアを積んでいきたいと思っています。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- 協調性のある方、看護が好きな方、思いやりのある方。
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13
A.Yさん
26歳
A.Yさん
26歳
【現在の職場の勤務歴2年半】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 学生時代の訪問看護実習で、いつか訪問看護に携わりたいと思っていました。病棟勤務時代には在宅看護を経ていらっしゃる患者さんも多く、家での情報や退院準備をするうちに在宅医療への興味が深まって転職しました。
- 訪問看護師になってギャップを感じたことはありますか。
- 思った以上に体力を使う。痩せました。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- 薬のセッティング間違いをしました。そのときは話しながら作業をして間違ってしまったので、それ以降はセッティングに集中するようにしました。また、ケアの指導をする際に患者さん、ご家族よりクレームを受けたことがあり、先輩の伝え方を真似するよう意識しています。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 訪問を楽しみにしていただけるとうれしいです。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- 部屋の中に物があふれていたり、虫がたくさんいて驚くことがありました。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- コミュニケーションをとることが好きな人は、より向いているように思います。
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14
S.Mさん
37歳
S.Mさん
37歳
【現在の職場の勤務歴6年】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 以前の勤務先(病院)で訪問看護ステーションの立ち上げを任命されたため。
- 訪問看護師になってギャップを感じたことはありますか。
- ある。簡単だと思っていたが、医師やケアマネさんとの連携や看護判断が難しいと感じた。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- ご利用者さまのベッドサイドにテーブルがあり、ケアの途中で陰部洗浄ボトルを置きました。最後に指さし確認して「後片付け完璧!」と思ったものの、ボトルを片付け忘れ……。帰宅したご家族に「食事をするテーブルに汚い物を置いて」と叱られ、訪問終了となってしまったこと。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 入退院を繰り返していたご利用者さまが、訪問看護の導入をきっかけに在宅で長く過ごせるようになること。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- いわゆる「ゴミ屋敷」のような状態のお宅。ゴキブリが大量にいて、訪問中も私の周りをチョロチョロしていた。区に相談し、駆除してもらったこと。
- 訪問看護師としてこれからチャレンジしてみたいことは何ですか。
- スタッフ教育に力を注ぎ、看護の素晴らしさを伝える。思いやりのあるスタッフを育てたい。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- スタッフ同士で思いやれる人。健康な人に優しくできる人でないと、ケアが必要な人に優しくできない。看護の好きな人。
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15
K.Jさん
39歳
K.Jさん
39歳
【現在の職場の勤務歴3年】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 母が認知症の祖母の介護をしていたので、週に一度、訪問看護を利用していました。母から「訪問看護師の皆さんに感謝している。病院で働くのもいいけれど、一度は訪問看護師として自宅で大変な思いをしている人の力になってあげてほしい」と言われ、やってみようと思ったため。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- 地図が読めず迷子になって予定時刻に遅れてしまうことが多く、私には無理なのかなと思っていました。そんなときに、先輩から「みんな初めはそうだから大丈夫」と励ましていただき、自分で地図を作ることで解決できました。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 限られた時間の中でも、ご利用者さまやご家族とじっくり関わることができてうれしい。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- 自宅がゴミ屋敷のようになっており、まず片付けからケアを始めたことがあります。
- 訪問看護師としてこれからチャレンジしてみたいことは何ですか。
- 一人でも多くの看護師の皆さんに、訪問看護の良さを伝えていくことができればいいなと思っています!
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- じっくり関わるケアがしたいなと思っている方にはお勧めです!
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16
M.Hさん
39歳
M.Hさん
39歳
【現在の職場の勤務歴3年】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 精神科病棟で病状が安定しているのに退院できず、閉鎖病棟に入院している患者さんを看てきました。そのような患者さんを支援する現職の事業を知り、共感したためです。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- 初めてのお宅へ訪問に行くのに、場所がわからず電話で教えてもらいました。なかなかわからないこともありましたが、根気強く教えてもらって感謝しています。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 私が行くのを待っていてくれる方がいて、出迎えてもらえるだけでうれしいです。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- 私が集中している間に、ご利用者さまの飼い犬がズボンにオシッコをかけていました。車に戻ってから、泣く泣く拭きました。
- 訪問看護師としてこれからチャレンジしてみたいことは何ですか。
- 訪問看護の認知度がまだまだ低いので、地域の方や看護師にもっと訪問看護の素晴らしさを広めていきたいと思います。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- 人の話を聞くことができ、人を大切に思える看護師なら向いていると思います。
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17
S.Kさん
37歳
S.Kさん
37歳
【現在の職場の勤務歴3年】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 看護師になった頃からいずれは訪問看護をやりたいと思っていたため。また、病院では患者さんと向き合う時間がなかったので。出産をきっかけに、「夜勤がない職場で働きたい」という希望もあったので転職しました。
- 訪問看護師になってギャップを感じたことはありますか。
- ある。移動での体力がきつい。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- 一度訪問したご利用者さまから「もうあの人は来させないでほしい」と言われたこと。初回のケアで、「こうした方がうまく処置できる」といった内容をご家族に説明しましたが、そのやり方を強要されたように感じられたのかもしれないと反省しました。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 「あなたに来てほしい」「また来てね」と言われること。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- 訪問したら、ビール瓶を振り上げて「帰れ」と言われた。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- 人の声に耳を傾けられる人。
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18
M.Kさん
56歳
M.Kさん
56歳
【現在の職場の勤務歴3年】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 市の職員をしていたときに在宅医療の訪問指導をして興味を持った。訪問看護ステーションは看護師が唯一独立してできる仕事であるということも魅力だった。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- 初めての訪問日に自分の思い込みで道に迷い、訪問時間に遅れてしまった。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- ご家族に「看護師さんのおかげで家で看取ることができてよかった」と言われたこと。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- 訪問したら、患者さんがご家族も気づかないうちに亡くなっていた。
- 訪問看護師としてこれからチャレンジしてみたいことは何ですか。
- 自分の思うような看護ができるように、自分の考えに賛同してくれる人を集めてステーションを開設したい。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- 誰とでも会話ができる人。状態をみて的確な判断ができる人。常識のある人。
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19
E.Iさん
30歳
E.Iさん
30歳
【現在の職場の勤務歴4年】
【産休・育休の経験なし】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 「自宅で過ごしたい」という高齢者が多くいることを知り、在宅での看護に興味を持ちました。
- 訪問看護師になってギャップを感じたことはありますか。
- ある。訪問先の場所を覚えるのが大変だった。一人なので、突発的な対応や判断が難しかった。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- アルコール依存症のご利用者さまのお宅で「ビールを持って来い」と怒鳴られ、ビールを渡してしまいました。きちんとした態度で「それはできない」と伝えられなかったことはよくなかったと思います。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- 訪問時に「来てくれてありがとう」と言われることがうれしいです。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- 疾病の予防について具体的に指導できたり、地域連携について詳しく知っている人は向いていると思います。
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20
H.Rさん
35歳
H.Rさん
35歳
【現在の職場の勤務歴2年】
【産休・育休の経験あり】
- 訪問看護師になったきっかけを教えてください。
- 往診介助のアルバイトをし、興味をもちました。
- 訪問看護師になりたての頃の失敗談はありますか。
- 時間内にケアが終わらないことが多かったです。時間を気にするようにし、経験を積むことで終わるようになりました。
- 訪問看護師になってよかったと思う出来事を教えてください。
- ご利用者さまの状態が良くなったり、ご家族や利用者さまの不安が軽減できたと思ったとき。
- 訪問看護師ならではの衝撃的な体験はありますか。
- 自分の車で緊急訪問した帰り、電柱に車をぶつけてしまいました。
- どのような人が訪問看護に向いていると思いますか。
- ご利用者さまのために取り組んでいける人。スキルアップに前向きに取り組める人。
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*掲載内容は、2013年12月時点のものです。
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