これからの訪問看護と働きかたの魅力のオンラインセミナーレポート - マイナビ看護師

『これからの訪問看護と働きかたの魅力』オンラインセミナーレポート|2/18~3/3 開催

セミナー概要

セミナー概要

2021年2月オンライン開催/これからの訪問看護と働きかたの魅力

マイナビ看護師主催の「職場発見セミナー:\現役看護師と経営者に聞く/これからの訪問看護と働きかたの魅力」が2021年2月18日(木)~2021年3月3日(水)の期間限定でオンライン開催されました。今回のオンラインセミナーでは、ますますニーズが高まる訪問看護業界の今後と働き方について、株式会社ロジケアの代表取締役社長 佐野様と看護師のお二人に教えていただきました!今回も大好評だった職場発見セミナーのレポートをお伝えします!

 

【第一部】
これからの訪問看護の展望と株式会社ロジケアについて
講演:代表取締役社長 佐野 武さん
【第二部】
現役訪問看護師インタビュー
新人訪問看護師密着インタビュー

セミナーの様子

  • フェアの様子
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  • データ
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セミナーに参加された方の声

  • 訪問看護の経営者のお話というのはなかなか聞く機会がないので、とても勉強になりました。また、経営者視点でのお話しが聞けたことで客観的に訪問看護について知ることができよかったです。
  • 病院での看護と、訪問看護の違いを具体的に話していて分かりやすかったです。また、オンラインセミナーなので好きな時間に視聴できたのもよかったです。
  • 現場の看護師のリアルなお話が聞けてよかったです。実際に働いてみて大変なところなども知れて、訪問看護を身近に感じることができました。
  • 実際に働いている看護師の意見を聞くことで、業務について想像しやすかったです。また、説明が丁寧で分かりやすかったです。

セミナーレポート

経営者の観点から考察する
訪問看護の現在、そしてこれからの展望

兵庫県内で訪問看護ステーションを展開している株式会社ロジケアの佐野武社長に経営者の観点から訪問看護の現在、そしてこれからの展望についてお話いただきました。
■【第一部】佐野社長が語るロジケアの理念と訪問看護の未来
佐野社長は訪問看護ステーションには、運営母体によって違いがあることを説明。多くは病院などの医療機関、または通所型の介護施設が主な運営先です。そのため、医療従事者と介護スタッフはそれぞれ別の法人に所属していて、お互いの情報共有や連携がとても大事となります。
佐野社長
「ロジケアは訪問型の介護サービスの運営会社が母体。はじめから看護師やリハビリ、介護スタッフが同じ社内に在籍しているので、ほかと比べてスムーズな情報共有がはかられることが特徴です」
ロジケアでは“一人でも多くの方に、一日でも長く在宅で生活をしていただく”ことを目指しています。その理念のもとで患者さんとのマンツーマンの看護が行えることが仕事のやりがいとなりますが、佐野社長は同時にリアルな厳しさについてもお話をされています。
佐野社長
「患者さんのご自宅での看護なので、病院レベルの衛生環境は望めません。また、訪問時は原付バイクや電動アシスト自転車での移動が伴いますので、雨や風などの天候や暑さ寒さなどの気温の影響を受けやすいです」
その訪問看護の将来性については、佐野社長はどのように捉えているのでしょうか。
佐野社長
「ご自宅で看護を受けることは幸福度が上がるメリットを享受できますので、ご高齢の方からのニーズが高いです。あと、訪問看護が活発になることは新たな医療施設をつくる手間やコストなどが省け、社会補償費の軽減にも貢献できると考えています」
最後に佐野社長がお話をされたのが、訪問看護に向いている人材について。どのような人が活躍できるのか、ロジケアで働くスタッフを例に挙げていただきました。
佐野社長
「病院などで3~4年の常勤経験があれば基礎教育を受けているので大丈夫ですし、この仕事への情熱があれば頑張れるでしょう。ロジケアは看護師のキャリア3年前後の若手が多く、約8割が訪問看護未経験で入社しています」
■【第二部】先輩訪問看護師に聞く! 訪問看護Q&A
ロジケアで訪問看護師として活躍する2人の先輩看護師に、訪問介護をはじめるきっかけや、働いてから得られたやりがいや仕事の大変さなどをお話ししていただきました。

Q,訪問看護師を目指したきっかけは?

「勤務していた病院が慢性期に近いところ。寝たきりでそのまま看取りの患者さんなどを診ていました。そのときにその人らしい生活は何かと考えた際、訪問看護に興味を持つようになりました」(Aさん)
「私は学生時代、一番印象的だったのが在宅での実習でした。いつか私もご自宅で暮らす患者さんの生活、そして医療のお手伝いができればいいなと思っていました」(Bさん)

Q.入社前に不安に感じていたことは?

「看護師経験が3年半と浅く、それまでの知識と技術だけで大丈夫か不安でした。でも、看護師としての基礎はできていたので、今では戸惑うことなくケアを行えています」(Aさん)
「私も経験が浅くて、判断に迷うことが多々あります。迷ったときは支給されているiPhoneで先輩へLINEでの報告や、電話で自分の判断を確認しています」(Bさん)
「もしもわからないことがあっても、先輩が同行して教えてくれるので、それほど心配する必要はないです」(Aさん)

Q.訪問看護師になる前はどのような経験をしましたか?

「以前の病院は基礎教育を3年で終わらせるところでしたので、基本的な手技はできるようになりました。でも循環器病棟で勤めてきたので、ストマーの交換やターミナルのケアなど、ここに来てからいろいろと勉強することもたくさんありました」(Bさん)

Q.1日の流れについて教えてください

「朝はまずパソコンで情報収集をし、その後で申し送りを受けます。午前中に2件ほどまわって、お昼ごはんを食べに訪問看護ステーションに戻ります。午後からは4件ほどまわって、18時ごろには家路についています」(Aさん)

Q.訪問看護の仕事で大変なところは?

「会社からバイクを借りていますが、雨や雪の日などは大変です。気候に左右されることをイメージしていなかった分、しんどさを感じることはありました」(Aさん)
「私は自転車でも巡回できる芦屋を選びました。ところが芦屋市内は坂が多い地形なので大変ですが、天気が良い日に市内を走るのは気持ちいいですし、いい運動にもなっていると思います」(Bさん)

Q.訪問看護の仕事でうれしかったことは?

「病院では患者さんと少し話す程度で、その人の性格や趣味、人生について知る機会はなかったです。訪問看護では患者さんと毎週話ができますし、私を娘や孫のようにかわいがってくれる人もいらっしゃいます」(Aさん)
「私も急性期の病院で働いていたので、入院患者さんと関わる時間も限定的でした。訪問看護は30分なり1時間なり、患者さんのためだけに時間が使えるのがいいなと思いました」(Bさん)

Q.職場の雰囲気は?

「管理者が親身になって話を聞いてくれたり、些細なことでも相談してもいいよと話してくれたり。席もすぐ隣なので、質問しやすい環境です」(Aさん)
「病院では、介護関係者との関わりがなかったです。ロジケアはひとつの会社に医療・介護両方ともいるので、お願いごとや質問もすぐ聞ける環境です」(Bさん)

Q.最後にメッセージを

「国の方針で訪問看護に目を向ける機会も増えているので、訪問看護のニーズはとても高いです。この先、家族がご自宅で療養する場合になっても、ここでの経験を活かすことができます」(Aさん)
「私たちみたいに経験が浅くても、周囲からいろいろ教わりながら患者さんの生活を支えていけるので、興味のある人は訪問看護師とし活躍してほしいと思います」(Bさん)
■【第二部】新人看護師が語る訪問看護の魅力とは?
ロジケアに入職して間もない新人看護師さんには、入職のきっかけや、入職して感じたことなど訪問看護のリアルを語っていただきました。

Q.ロジケアに決めた理由は?

「同じ環境で看護師やケアマネージャーなどが一緒に働いていて、連携している様子に働きやすさを感じて入社を決めました」

Q.思ったより良かった点は?

「自転車などで訪問するのですが、天気のいい日も多く景色もいいので、移動中も気持ちのいい感じがします」

Q.職場の人間関係は?

「看護師以外のスタッフも、自分が困っているときにさりげなく声をかけてくれます」

Q.訪問看護を目指す人へアドバイスを

「病院で勤めていたときは見えなかったことや、大変なこともありますが、それ以上に魅力も多い仕事だと思います。日々のミーティングで不安や疑問は先輩に相談して解決できるので安心して働けます」

CAプロフィール

マイナビ看護師訪問看護担当キャリアアドバイザー

マイナビ看護師では、今後もこのようなオンラインセミナーを随時開催しています。セミナーを視聴してアンケートに答えたうえで、キャリアアドバイザーと面談された方には来社特典も。気になる方はぜひ、次回以降の説明会にご参加ください!