\病院・訪問看護・施設・クリニック・企業の/働く魅力&求人状況を比較解説!│マイナビ看護師

「病院・訪問看護・施設・クリニック・企業の働く魅力&求人状況比較解説」セミナー│セミナーレポート

セミナー概要

セミナー概要

「病院・訪問看護・施設・クリニック・企業の働く魅力&求人状況比較解説」セミナー

マイナビ看護師主催の「\病院・訪問看護・施設・クリニック・企業の/働く魅力&求人状況を比較解説!」が2023年8月21日(月)~9月3日(日)の期間限定でオンライン開催されました。今回は、自分に合う職場がどこなのかわからない、希望する職場の求人がいつ増えるか知りたいといった看護師さんに、職場別の働く魅力や求人状況、面接時に見られているポイントや採用担当が重視していることなどを、看護職企業専任のリクルーティングアドバイザー2名によって、業態別で比較解説し情報をお届けする内容となりました。

【講演】
株式会社マイナビ講演  看護職企業専任リクルーティングアドバイザー 対談
『\病院・訪問看護・施設・クリニック・企業の/働く魅力&求人状況を比較解説!』

セミナーの様子

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セミナーレポート

■株式会社マイナビ キャリアアドバイザー講演

本セミナーでは、実際に法人や企業の採用担当と直接やりとりしている私たちが、看護師が働く職場別に、働く魅力や求人の状況、どんな看護師が求められているかなどをお伝えいたします。

<看護師が働く職場>

看護師は主に、「病院」「クリニック」「介護福祉施設」「企業」「訪問サービス」の5つの就業先を選ぶことが多いです。

病院は、基礎的な看護知識を学べる点で若手からの人気が高いだけでなく、子育て世代の30代~40代の方からは、「看護師の人数が多いため、病突発的な休みを取りやすい」と物理的なメリットも選ばれる要因となっています。

日勤のみで働けるクリニックや施設は、体力的に夜勤が難しい50代~60代の方が希望するケースが多く、近年では事業者数の増加もあり、教育体制が整ってきたことから、若手の方からの人気も高まっています。

訪問看護ステーションについては、国の後押しもありここ10年ほどで事業所数の増加が著しく、オンコールなしの働き方やフォロー体制の拡充、時短勤務、土日祝休みなど、その方の生活に合わせた働き方の提案がしやすい職場環境が注目されています。

<職場別の働く魅力と大変なこと>

続いて、各就業先で働く看護師にとって、その魅力と大変なことについてお話しします。

■病院

「急性期」は、急変の対応など基本的なスキルの獲得には最も適した職場です。一方で、回転が早く目まぐるしく状況が変わっていくので、患者様一人ひとりと向き合うのが難しいという難点があります。
「回復期」では、患者様と中長期的に関わることができます。体力的な負担や、看護師の配置人数の少なさという点は大変かもしれません。
「ケアミックス」は、転職せずとも一箇所で様々なキャリア形成が可能です。
「慢性期」は、長期的に患者様と向き合うことができるのが最大の魅力です。急性期や回復期とは違う角度のスキルアップも叶います。
「精神科」では患者様との対話が多いので、コミュニケーション能力の向上には非常におすすめです。一方で、医療処置を行う機会が少ない点を懸念される方もいます。

■クリニック

透析や美容クリニックは予約制であるため、突発的な残業が発生しにくいメリットがあります。一般クリニックにおいては、受付時間が終わっても外来患者様の診療が終わるまで対応する必要がありますので、時間が読みづらい点をデメリットだと感じるかもしれません。

■訪問サービス

医師に同行して医療行為の補助を行う「訪問診療」は、訪問看護と比較すると安心感は上回る印象です。車の運転が心配な方もいると思いますが、運転なしの求人もございます。「訪問入浴」は、イレギュラーの対応がない点や、予約制なので残業が発生しにくい点が魅力です。

■介護福祉施設

「有料」は一般的には介護度が低く、コミュニケーションの密度が高いため、一人ひとりにしっかりと向き合いたい方におすすめです。
リハビリ施設である「老健」は、唯一医師が配置されているので、他の介護福祉施設よりも安心感があります。
「特養」は、日勤のみで働きたい方におすすめです。

<求人動向>

昨年のデータによると、有効求人倍率は7月~12月にかけて増加する傾向にあります。病院は6月以降から来年度の求人が増加するため、早めに動くことをおすすめします。一般クリニックは欠員募集がメインで、比較的短期間かつ少人数での募集が多く、他の就業先と比較するとやや難易度が高いといえるでしょう。

<転職スケジュール>

情報収集から転職先決定までは、早い人でも1ヶ月はかかります。余裕を持って進めるとなると、3ヶ月は必要です。転職したい時期が決まったら、可能な限り早く動き出すことが、転職活動成功のためには必要です。来年4月に転職希望の方は、年明け以降は急激に求人数が減る傾向があるため、夏から秋に向けて希望を固めて求人を探し始めましょう。
転職市場は大きく分けて「社会」「求職者」「企業」の3つの要因によって、随時変化していきます。これらをふまえて、市場で求められる人物像を把握しておきましょう。

<求められる人物像>

面接官が最も重視しているのは、「中長期的に働ける方」であるということです。そのうえで、看護師の人数が比較的多い病院は、即戦力よりも「今後どのように成長していきたいか」というビジョンが明確にある方を求める傾向があります。クリニックは、病院と比べて十分な教育ができないことから、採血・点滴・注射などの基本的なスキルがある即戦力を求められます。

一方施設では、「なぜあえて介護施設なのか」という点を重視されている印象です。治療の場ではなく生活の場であるからこそ、看護観や患者様に対するホスピタリティは重要な要素となります。訪問に関しても、面接官は看護観や接遇面などを見ている印象があります。こういった情報を事前に知っておくことで、ミスマッチがなくなったり、入職後に早期に活躍できたりといったメリットは大きいかと思います。

CAプロフィール

マイナビ看護師では、ご希望に合った求人の紹介はもちろん、法人・企業の採用目線での情報なども提供しております。「お仕事をしながらの転職活動で情報収集ができない」「初めての転職活動で不安」「将来を見据えたキャリアの選択をしたい」など、お悩みに応じたサポートをさせていただきます。さまざまな就業先のご相談が可能ですので、面接対策や気になることなどございましたら、今後の方向性を含めてお気軽にキャリアアドバイザーにご相談ください。