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個人インタビュー

個人インタビュー

独立行政法人国立病院機構天竜病院

秋山 淳一郎
秋山 淳一郎さん 5病棟 児童精神科/看護師

働きながら看護師の資格を取得し、介護老人保健施設に勤務。その後、天竜病院に児童精神科があることを知り、転職。休日は愛犬との散歩や神社仏閣巡りでリフレッシュしています。

児童精神科を志望し転職。子どもたちの成長にやりがいを感じて

天竜病院に転職した理由は?

天竜病院に転職した理由は?

以前勤めていた老健で天竜病院出身の看護師の先輩と話をしているときに、天竜病院に児童精神科という科があることを知ったのがきっかけです。ネットなどで児童精神科のことや仕事の内容などを調べたところ、興味を持ちました。なかでも子どもたちの発達に関わるケアが面白そうだなと思いました。老人介護から子どものケアということで環境は大きく異なりますが、是非携わりたいと考え、転職を決意。志望通りの職に就くことができ、充実した毎日を送っています。

現在の仕事の内容とやりがいを教えてください。

現在の仕事の内容とやりがいを教えてください。

児童精神科に入院しているのは発達障害の子が殆どです。入院したばかりの頃は自分自身の特性などを理解できず、周りにも上手く馴染むことができません。そして自分の思い通りにならないと暴力を振るってしまうということがあります。そうした状況にならないようケアするのが私たちの仕事です。子どもたち自身が自分の特性を理解し、周りとの関わり方を学び続けられるよう粘り強くサポートをしています。しだいに周囲との関係づくりも上手になり、やがて退院して行きます。入院時と退院時では見違えるほどになる子もいて、子どもたちとの触れ合いも楽しいですが、成長した姿を見られることにやりがいを感じます。

患者さんとスタッフの安全を高める技術としてCVPPPを広めたい!

CVPPP(包括的暴力防止プログラム)の資格をお持ちと伺いましたが・・・・・・

CVPPP(包括的暴力防止プログラム)の資格をお持ちと伺いましたが・・・・・・

入院している子どもたちのなかには、不測の事態に遭遇した場合など、表現の仕方が分からず、どうしようもなくなって暴力に至ってしまうケースがあります。暴力的行為や暴言が見られたときに、どう抑えるのかも大切ですが、CVPPPは“包括的”暴力防止プログラムであるため、暴力に至りそうな患者さんに介入して、暴力的行為に至る前に防ぐということに重点が置かれています。そのため、人を叩いたり、物を壊したりといった行為を起こしていた子に対し、資格取得後はその暴力的行為を事前に察知し、感情を抑えて落ち着かせるなど、その知識を役立てることができています。ただし、反応は十人十色で、すべて教科書通りにいくとは限りません。そのため共通のベースを知識として持った上で、その子に合った対応を行っています。

今後の目標を聞かせてください。

今後の目標を聞かせてください。

今私が持っているのは勤務先の病院内で指導できるトレーナーという資格です。CVPPPは患者さんと看護スタッフの安全性を高める技術であるため、病棟内はもちろん、病院全体にも研修も行っています。児童精神科では特別支援学校の先生や子どもたちが以前通っていた学校の先生など、病院外の方々を対象とした講習を開けるインストラクターに挑戦しています。今後このプログラムを広めて行ければなと思っています。

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独立行政法人国立病院機構天竜病院

設立
1940年3月
所在地
静岡県浜松市浜北区於呂4201-2

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