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臨床経験が1年しかありませんが、訪問看護ステーションに転職するのは難しいでしょうか?
訪問看護はベテランの看護師さんが多いイメージですが…。

22歳 女性看護師 東京都

利用者さんに寄り添う気持ちと意欲があれば、活躍の場は見つかります

まったく問題ありません。事実、私(宮崎さん)も1年間の臨床経験で訪問看護の世界に飛び込みました。訪問看護で最も大切なのは、利用者さんを一人の人間として受けとめ、ご家族も含めてその人生に寄り添う姿勢です。人を思いやる心とやる気があり、そのことをアピールできれば、あなたを歓迎する訪問看護ステーションはたくさんあります。
求人の応募条件では臨床経験を2年から3年以上とする訪問看護ステーションもある一方、臨床経験がゼロ、つまり新卒であっても訪問看護をやりたいという意欲さえあれば積極採用をする訪問看護ステーションも増えています。多くの訪問看護ステーションではOJT研修を行っていますので、先輩の同行指導のもと訪問を通じて覚えていけばよいのです。また訪問看護はチームで取り組んでいますから、たとえばアセスメントにしても全身状態がおかしいかどうかを気づける基本的な力と、自分の判断を過信せずに素直に上司に相談できるコミュニケーション力があれば問題ありません。

訪問看護を利用する方が抱えている疾病や障がいは、どのようなものが多いのですか?
また看取りをすることはありますか。

25歳 女性看護師 愛知県

看取りは、看護師自身も成長できる素晴らしい経験です

大きく分けると対象群は4つあります。ひとつは、脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病の悪化など、様々な病気や後遺症、障がいを抱え、多くは寝たきりの高齢者の方々です。もうひとつは末期がんの利用者さんで、最近ではとても増えています。それから精神病や難治性疾患を患う方、これは小児も含めたグループ群です。そして4つめが認知症の利用者さんです。
訪問看護ステーションには様々な特色があり、末期がんの方に対するターミナルケアが主流のステーションもあれば、精神疾患に特化したところもあります。ですからどんな疾病や障がいが多いとは一概に言えません。また「看取りをすることがある」ではなく、在宅看護に看取りはつきもの、と考えてください。人は、死と向き合ってはじめて良い生き方ができると言われています。実際、私もそのような利用者さんに数多く接してきましたし、他の看護師さんからもいろいろな話を聞いています。
人生のフィナーレに立ち会うことで看護師としての勉強につながりますし、人への理解や愛着も深まります。

内科経験しかない私ですが、いろいろな症状の利用者さんを看るのでしょうか?
知らない疾病の患者さんを看るのが不安です。

25歳 女性看護師 愛知県

治療ではなく人を支える仕事。入職後に充分な知識が備わります

大丈夫です。訪問看護師の仕事は病気を治すことの支援ももちろん行いますが、その人がよりよく生きるための支援が主。もちろん疾患も看るのですが、わからないことがあればそのつど勉強すれば済むことです。訪問看護ステーションには経験を積んだ先輩看護師をはじめ、言語聴覚士や作業療法士、理学療法士といった他職種のスタッフがおり、チームを組んで勉強を重ねながら、利用者さんの支援にあたります。訪問するのは一人でも、その意味では決して一人ではありません。チームで協働するうちに、疾病の知識も自ずと備わっていきます。
また内科経験しかないということですが、全身状態の観察を行う内科を経験されていることは、アセスメントを行う上で大変役立つものだと思います。

実際に1人で利用者さん宅に訪問できるようになるまでは、どれくらい時間がかかり、
また、それまでにどのような研修やOJTが行われるのでしょうか?

25歳 女性看護師 大阪

人によって異なりますが、1人で訪問することが一人前というわけではありません

研修内容はそれまでの病棟看護の経験や年数、また訪問看護ステーションの規模や方針によって異なります。ただしOJTについては、同じような方法を取っているところが多いようです。
まずは先輩看護師に同行して、利用者さんのお宅を訪問します。先輩がどのように利用者さんと関わるのか、会話内容、物品の準備や後片付け、利用者さんに変化が見られたときの対応などを観察し、病棟との違いを理解します。先輩看護師だけでなく、医師の診察に同行したり、ケアマネージャーやヘルパーさん、またチームの他職種の方の仕事ぶりを見て勉強する機会もあります。もちろん机上の勉強もたくさんします。そして次の段階では、先輩と訪問を行うなかで、自分自身が利用者さんと直接関わっていきます。情報収集やケアのやり方について、未熟なところは先輩が補ってくれますよ。その後、いよいよ1人で訪問します。
1人で訪問するまでの期間は、訪問看護ステーションの方針によって異なります。また1人の訪問すなわち一人前、というわけでもありません。完全に自分で対応できるようになるには相当の時間を要します。訪問は1人でも、チームのサポートを受けながら一人前に成長していくと考えてください。

訪問看護ステーションへの転職を考えていますが、「訪問看護に向いていない」
あるいは「長続きしない」という人の特徴はありますか?

24歳 女性看護師 神奈川県

利用者さんやそのご家族を支援したいという想いがあるかどうかが分岐点

訪問看護で何よりも求められるのは、利用者さんが普段通りの生活を継続できるように、また生きる力を失わないように苦痛を和らげ、清潔で心地よい状態を提供するなど、「生きる力」や「生活」を支援する力です。病院看護が患者さんの「治療」を目的とするのに比べて、生活者としての利用者さん、言い換えれば「人間(ひと)」に向き合う仕事だといえるでしょう。
したがって病気の治療法や医療技術の進歩といった、医療の最前線に惹かれるタイプの方は、資質的に向いていないと思われます。また、利用者さんやご家族の気持ちを察することが苦手な人、他人の家に入ることに生理的な抵抗感を持つ人などは、いくら訪問看護に興味があっても長続きしないようです。基本的に人が好きで、誰かの役に立ちたいという想いの強い人が向いているでしょう。

男性看護師でも訪問看護師としてやっていけるのでしょうか?

28歳 男性看護師 兵庫県

大歓迎。「社長」の道も目指せる訪問看護は、男性でもやりがい充分です

もちろんです。体位変換など利用者さんの身体を支える場合などは、むしろ力のある男性のほうが頼もしいでしょう。なかには「女性看護師でないと嫌」というお宅もあるかもしれませんが、それはレアケースで、今では偏見はほとんどありません。訪問看護に携わる男性看護師も、数はまだまだ少ないものの、着実に増え続けています。
また男性、女性に関係なく、訪問看護師には独立起業、すなわち自分で訪問看護ステーションを開設するという道もあります。経営は大変ですが、自由な発想で運営ができ、自分の目指す看護を提供できるのは大きなやりがいです。なんといっても「社長」ですし、お給料も自分で決められますよ(笑)。ぜひ若い看護師さんには「社長ナース」を目指してほしいですね。

訪問看護にとても興味がありますが、移動も多いと思いますので体力的に大変なイメージです。
実際のところ、体力的な大変さは病棟勤務と比べてどうですか?

36歳 女性看護師 千葉県

悪天候には悩まされますが、街の空気や四季を感じる喜びもあります

病棟にも激務のところとそうでないところがありますので、一概に比較はできません。私が訪問看護を始めたばかりの頃、大変だと感じたのは「暑さ、寒さ、日焼け」に尽きます。病院や施設に勤めているときは、天気のことを気にする必要はありません。しかし訪問看護をしていると、当然、日差しの強い日や大雪などに遭遇します。いくら天候が悪くても予定通り訪問するのが訪問看護の原則。とりわけ医療依存度が高い利用者さんや看護力が少ない家庭には、どんなに天候が悪くても訪問する必要があります。悪天候だけでなく、猛暑の夏や、厳しい寒さの日もあり、利用者さん宅に着く頃には疲れきってしまったこともありました。でも、そんな日々を1年ほども続けると、ほとんどの訪問看護師には体力がつき、身体も丈夫になるようです。もともと人間はそういう厳しい環境の中を生き抜いてきたわけですから、だんだん平気になっていきます。だから、訪問看護について「大変そう」というイメージを持つ方にお伝えしたいのは、「まずは1年乗り越えろ! たくましくなるよ!」ということです。ただ日焼け止めだけはしっかりやらないと(笑)。苦労ばかりではなく、季節の移り変わりや外の空気を肌で感じる喜びも、訪問看護の大きな魅力です。

現在クリニックに勤務しているのですが、看護師1名体制のため、急な休みが取れませんし、
2~3日の休暇も取れません。在宅医療に興味があるのですが、訪問看護ステーションでは、
連続休暇や急な休みの取得は相談できるものなのでしょうか?

23歳 女性看護師 広島県

柔軟な働き方ができるのが魅力。望み通りの環境もきっと見つかるはず

連続休暇や急な休みの取得については、それぞれの訪問看護ステーションで状況が異なりますから、なんとも言えません。しかし休暇は働く者の正当な権利ですから、取得を認めてもらうという方向で、職場に働きかければよいと思います。
もっとも、訪問看護ステーションは決して働きにくい環境ではありません。ステーションの多くが、朝9時から夕方5時頃までの勤務で、うち昼休みが1時間というように、一般企業とほぼ同じです。病院のシフト制と違い、1日1件とか、1時間だけなど、柔軟に勤務できるのも訪問看護の魅力です。
また育児中であったり、自分の生活スタイルを大切にしたい人には、非常勤で働くという選択肢もあります。常勤でも、育児中の短時間勤務制度やフレックスタイム制度などを導入しているところもあります。訪問看護は少人数の事業所が多いので、メンバーみんなで働きやすいルールを自ら考え、柔軟に仕事をしているところもたくさんあります。休暇についても相談しやすい環境が多いと思いますよ。
まずは様々な訪問看護ステーションの勤務体制や福利厚生を調べて、自分に合ったステーションを探してください。

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