トラベルナースの働き方セミナーレポート - マイナビ看護師

トラベルナースの働き方セミナーレポート|2022/9/13~2022/9/26 開催

セミナー概要

セミナー概要

2022年9月オンライン開催/トラベルナースの働き方セミナー

マイナビ看護師主催のオンラインセミナーが、2022年9月13日から9月26日までの期間限定で開催されました。新しい働き方として今注目を集める「トラベルナース」について、具体的な働き方や、勤務に当たっての疑問点、病院の受け入れ体制をお伝えする内容となりました。第1部ではマイナビのキャリアアドバイザーが講演を行い、メリットや応募条件などを詳しく解説しました。第2部では、実際にトラベルナースを導入しているふじみの救急病院の副院長と看護部長にインタビューし、受け入れ体制や具体的な働き方について教えていただきました。本レポートでは、充実のセミナー内容をぎゅっとまとめてご紹介します。トラベルナースに興味がある看護師さんは必見です!

【セミナー構成】
<第1部>
◆マイナビキャリアアドバイザー
~短期間・高給与・好きな場所で働く~
トラベルナース オンライン説明会

<第2部>
◆医療法人社団晃悠会 ふじみの救急病院
副院長/看護部長
職場紹介とインタビュー

セミナーの様子

  • フェアの様子
  • フェアの様子
  • フェアの様子
  • データ
  • データ

セミナーに参加された方の声

  • 転職を考えており、働きたい地域に動ける体制が整ったため、やってみたい働き方に挑戦したいと思いこのセミナーに参加しました。概要がわかり不安が取り除けました。
  • 社会保険料などが適用されるかどうかなど、気になっていたことを知ることができました。休みがしっかりとれて給与もいいとなると倍率が高いのではないかと思いました。
  • トラベルナースの特徴・働き方を理解することができました。
  • 看護師不足は地方だけじゃなく、今回コロナ感染拡大で都市部も同じ問題を抱え、ふじみの救急病院でもトラベルナースが活躍されたことを観て本当に感動しました。

セミナーレポート

【第1部:マイナビ講演】

トラベルナースとは、期間限定で全国各地の医療機関に勤務する看護師さんのことです。看護師を求めている全国の病院や施設に出向いていただき、最大6ヶ月の期間限定・有期雇用で活躍することができ、「仕事をしながら観光やレジャーを楽しみたい」「憧れの土地で働いてみたい」「さまざまな病院を経験してみたい」といった希望も叶えられる働き方となっています。
トラベルナースとして働く特徴とメリットを6点お伝えします。
①高収入・高待遇!
高収入・高待遇の求人が多いというのが大きな特徴です。即戦力採用ということもあり、他の働き方に比べて高待遇の求人が多く、エリアによっては月収45万円以上の求人も複数ございます。
②最長6ヶ月の期間限定勤務
勤務する期間は1ヶ月から6ヶ月、契約期間満了後は、勤務先と相談のうえで期間延長や、常勤雇用に切り替えをすることもできます。
③新しい土地でプライベート充実
ウィンタースポーツ・マリンスポーツを楽しみたい、もしくは田舎暮らしや都会暮らしに昔から憧れがあって、そのような場所で働きたいといった看護師さんも非常に多いかと思います。またトラベルナースは、期間限定で働くことができるため、いきなり常勤にチャレンジするのは不安といった方にもおすすめの働き方です。
④遠方の法人とは電話・WEB面接可能
求職者さまにとって、面接のために長距離を移動して病院を訪問するのは、経済的にも時間的にも非常に負担が大きいかと思います。トラベルナースは期間限定勤務のため、電話面接・WEB面接が可能な企業が多いのが特徴となっております。
⑤引越し・赴任費用が支給されることも
引っ越し代や交通費など、赴任に必要な費用を負担してくれる病院求人が非常に多くあります。経済的な負担が少なくその土地に赴任できるのは、大きなメリットになります。
⑥寮・借上住居がある求人もご用意
生活に必要な家具・家電を備えた住居が用意されていることも多く、引っ越しをしてすぐに勤務開始できるのも、トラベルナースの大きな魅力のひとつです。
次に、転職スケジュールと応募条件についてご説明させていただきます。
トラベルナース求人は、ご登録いただいてから入職までの期間が非常に短いことも大きな特徴です。早い方であれば、2週間程度で転職が可能となります。
応募条件に関しては以下の通り、
①マイナビ看護師にご登録をいただいている方
②契約期間を守っていただき、責任感を持って勤務できる方
③臨床経験を概ね3年以上お持ちの方

であれば、どなたでも応募することができます。
最後に、トラベルナースの働き方について、簡単なQ&Aをまとめていますのでご説明いたします。

Q. 遠方の場合、面接はどうすればいいのですか?

A. 前述したように、電話・WEBでの面接可能な求人を複数ご用意しております。ご希望に応じて担当アドバイザーが求人をご紹介しますので、お気軽にお問い合わせください。

Q. 勤務期間中の住まいはどうすればいいですか?

A. 病院によっては家具・家電付きの職員寮や、借上住居の用意がございます。こちらに関しても、お気軽に希望等お伝えいただければ、ご希望に合った求人をご案内させていただきます。

Q. トラベルナースは本当に高給与なのですか?

A. 求人にもよりますが、高給与が多いのが大きな特徴となっています。就業先や地域によって変動はありますが、夜勤に入るまでは月収40万程度、夜勤手当や残業手当が加わると45万から50万円程度の求人も多数ございます。

Q. トラベルナースで働いた場合、保険はどうなりますか?

A. 直接雇用形式になるため、就業する病院・施設で社会保険に加入していただきます。週の勤務時間などの加入条件を満たしていれば、トラベルナースの勤務中でも、雇用保険・労災保険・厚生年金などに加入することができます。

Q. トラベルナースで働いた場合、有給休暇は発生しますか?

A. 基本的には有給休暇は発生しません。トラベルナースの期間は最長で6ヵ月となります。労働基準法では、6ヵ月間継続して勤務したのちに有給休暇が付与されると定められているため、トラベル期間勤務中は有給休暇は発生しない、とご認識ください。ただし、契約を更新して6ヶ月を超えて勤務する場合は、有給休暇が付与されるケースもあります。

Q. トラベルナースで働いてもお休みは取れますか?

A. 勤務先の規定に従ってお休みを取得できます。月8日休みや完全週休2日など、それぞれの勤務先の規定に応じてシフトが決定され、お休みも常勤者と同様に取得できるケースがほとんどですのでご安心ください。

Q. スキルアップはできますか?

A. 即戦力、応用力が求められるため、新たなスキルが身につくことがほとんどかと思います。基本的には今までの看護師経験が活かされる勤務となりますが、新しい職場への適応力や臨機応変な動きが求められるので、それらに応じるための新たなスキルが身についた、という方が非常に多いです。新たな分野に挑戦し、新しい知識や技術を学ぶチャンスがあると思うので、ぜひトライしてください。

Q. 即戦力が求められますか?

A. 基本的には、看護師としての臨床試験3年以上が目安となります。エリアや勤務先にもよりますが、目安として概ね3年以上の臨床経験があれば問題ありませんし、場合によっては3年未満での臨床経験でも応募可能な求人はございます。ご希望に応じた求人をご案内しますので、お気軽にアドバイザーまでご相談ください。

Q. 「次も同じ病院で働きたい」と思った場合は、期間延長もできますか?

A. 期間延長も可能です。場合によっては正職員登用の道もございます。あくまでも勤務先との同意があれば、という前提になりますが、契約を更新して期間を延長することもできます。「ここで長く働きたい」と感じられた場合は、勤務先と相談の上で正職員に切り替えて勤務するケースもありますので、いずれの場合もマイナビのアドバイザーにご相談ください。

Q. 入職中に、続けていくのに不安が出てきたらどうしたら良いですか?

A. マイナビのキャリアアドバイザーが入職後もしっかりとフォローします。何かありましたらいつでもお気軽にご連絡ください。また、勤務期間が終了する際には、事前にキャリアアドバイザーよりご連絡を差し上げます。延長するかどうかも含めて、今後の働き方についてご希望をおうかがいしますので、お気軽にご相談ください。

Q. トラベルナースに向いている人はどんな人ですか?

A. 明確な目的がある方、たとえば住んでみたい場所がある方や、ウィンタースポーツがしたい方、短期間でお金を稼ぎたい方、今後のキャリアを考えたい方にもおすすめです。また、柔軟性がある方やコミュニケーション能力をお持ちの方が向いていると思います。これまでの経験に縛られず、臨機応変に働くことができる方が活躍しているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

【第2部:ふじみの救急病院 副院長/看護部長インタビュー】

医療法人社団晃悠会ふじみの救急病院は、コロナ禍の看護師不足をきっかけにトラベルナースの受け入れを開始しました。本セミナーでは、実際に働いているトラベルナースの様子や、求める人物像などについて、詳しくお話をうかがいました。
<副院長/看護部長インタビュー>
当院の特徴として、大病になる前に医療介入していく「町の保健室」のような存在でありたいと考えており、急性期から在宅まで、包括的な医療を提供することを目指しております。多くの病気は予防が可能であり、私たちは新型コロナウィルスも同様だと考えています。そのため、早期検査、早期治療、早期入院で抑えこむことが重要です。
コロナの発生初期から積極的に携わってきた当院ですが、当初は感染の恐怖、過酷な環境から、スタッフは疲弊し、立ちゆかない状況でした。そんな時、マイナビさまからのご提案でトラベルナースの存在を知り、紹介を受けて現状の体制を維持できています。1日1,000件のPCR検査を行なう中で、最大限の力を発揮してくださったトラベルナースさまには大変感謝しております。
また当院は、看護師が救急車に同乗して現場に駆けつける「病院前救護」という日本初の画期的な体制を整えています。例えば災害現場などでも、今までの経験をもとに活躍したいという看護師さんがいらっしゃったら、ぜひ当院を選んでいただきたいと思っています。
私たちが目指すのは、地域医療を支えていく病院、地域に根ざした病院です。看護師は専門に特化するだけの存在ではなく、看護の総合力を高める教育をしていきたいと考えており、身体面に限らず、社会的・精神的な側面において全人的な看護を目指していきます。そのためにも、患者さんを最初から最後まで、かつ在宅まで診られるようなローテーションを組んでいます。
スタッフのコロナ対策については、週に1回、全職員150名がPCR検査を受けることによって、早期に発見に努めています。さらに、どのような状況で感染したかというのも分析・評価をしており、安心して働ける環境をご用意しております。
トラベルナースさまは、即戦力としてすぐに来ていただきたい方が非常に多いので、書類選考ののちにオンライン面接を行い、迅速に就業できるように調整いたします。人と人とのコミュニケーションがしっかりとれる方であれば、能力に関してはそこまで重要視しておりません。その方に合った業務分担をさせていただきます。最低限、PCRセンターでの対応と、病棟の高齢者看護ができれば十分です。
当院のトラベルナースさまは、常時8名ほどいらっしゃいます。みなさん同じ宿泊施設をご利用していますので、トラベルナース同士でコミュニケーションを取ることができ、不安なく働ける環境です。また先輩や常勤のスタッフと必ずペアで働いていただくので、その点もご安心ください。
短期雇用の方に関しては、複雑な業務の方は今のところお願いしておりません。長く勤めていただける方には、当院のルールをそれなりにお伝えした上で、役割分担をお願いすることもあります。入職後にはオリエンテーションを行い、1ヵ月ごとにフォローアップすると同時に、能力の高い看護師さんに関しては、1ヵ月、3ヵ月の延長をお願いすることもあります。長期の方の中には、最長で2年間くらい働いて、常勤以上の収入を得ていた方もいらっしゃいます。
トラベルナースとして働く方は、ひとつの病院を勤めあげて次の病院までのステップアップだったり、空いた時間の埋め合わせだったり、子育てが一段落して看護師としての役割をまっとうしたいという熱意を持っていたりと、さまざまな背景があります。みなさんとても頑張ってらっしゃるので、ぜひ年齢性別問わず応募いただけたらと思っております。

\トラベルナースをもっと知りたい方はこちら★/

CAプロフィール

今回のセミナーでは、話題のトラベルナースについて、そのメリットや転職スケジュール、応募条件など詳しく解説しました。また、実際にトラベルナースを導入している病院による現場の声も参考になったのではないでしょうか。マイナビではみなさんのお悩みに個別にお答えいたします。「未経験だけど大丈夫?」「働き方の例が知りたい」「トラベルナースのキャリアについて聞きたい」など、どのようなことでも構いませんので、ぜひキャリアアドバイザーにご相談ください。