• 2024年10月10日
  • 2024年10月29日

リハビリ補助する「理学療法士」と「作業療法士」。靭帯損傷後の歩行に携わるのはどっち?

 

「理学療法士」と「作業療法士」。どちらも退院後の生活がスムーズになるようリハビリを提供する仕事ですが、それぞれが担当するリハビリの分野について、詳しく知らない人は多いのではないでしょうか。そこで今回は「理学療法士」と「作業療法士」の違いを紹介します!

「理学療法士」は、座る、立つなど基本動作能力のリハビリがメイン

理学療法士は、医療現場では「PT(Physical Therapist)」と呼ばれる国家資格です。身体に傷害があり「立つ」「座る」「起き上がる」「歩く」といった基本的な動作(粗大運動)が困難になってしまった人に向けたリハビリを行うのが特徴。個々の患者に合わせて関節可動域の拡大や麻痺、痛みの軽減を図るプログラムを組み、退院後の生活に対する不安を解消します。

「作業療法士」は、日常生活に必要な応用的動作のリハビリがメイン

作業療法士も、理学療法士と同じ国家資格で「ST(Occupational Therapist)」と呼ばれています。身体に傷害がある人に向けたリハビリを行う点では似ていますが作業療法士は「箸を使ってご飯を食べる」「歯ブラシを使って歯を磨く」「筆を使って絵を描く」といった日常生活に欠かせない運動(微細運動)をメインとしています。退院後、入院前と同じような日常生活を送れるようにすることが目標です。

どちらの仕事も、患者の退院後の生活の質を維持・向上させるために必要です。それぞれの仕事の区別をしっかり理解しておきましょう!

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制作:TAC企画

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