一般的に「ドレッシング」といえば、サラダにかける調味料を思い浮かべるはず。しかし、医療現場ではまったく異なる意味として使われています。医療用語としての「ドレッシング」は、患者さんの傷を処置するときに使われます。
「ドレッシング」を使った例文
例文としては、
「褥瘡の処置をするからドレッシング材を用意してくれる?」
「この部分は、ドレッシングしてしばらく様子をみようか」
「そろそろドレッシング材の交換日なので、一緒に傷の状態も見ておいてね」
「この部分は、ドレッシングしてしばらく様子をみようか」
「そろそろドレッシング材の交換日なので、一緒に傷の状態も見ておいてね」
などが挙げられます。
なんとなくイメージがついた人もいるのではないでしょうか? 正解を確認してみましょう!
正解はこちら!
正解は「包帯法、創傷被覆材、更衣動作」のことでした!
医療現場では「ドレッシング材」と呼ぶことが多く、創傷(きず)や褥瘡(床ずれ)などの自然治癒過程にもっとも適した湿潤環境(しつじゅんかんきょう)を提供する目的で使用されます。
具体的には、包帯などを用いて傷を覆い保護すること。種類も豊富で、傷の部位や重症度によって適切なドレッシング材を選び自然治癒を促します。
また、更衣動作のことも「ドレッシング」と呼びます。病棟によっては、どれくらいまで自分で更衣が可能か、現状を把握するための評価尺度「更衣動作評価尺度(Functional Dressing Assessment)」で患者の回復度を分析しているところもあるそうです。
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制作:TAC企画