今回紹介する漢字「苔癬」とは、乾燥して肌がかゆくなる時期や、アトピー性皮膚炎患者の肌にみられる症状のこと。一体何と読むのでしょうか? 例文をヒントに答えを考えてみましょう!
「苔癬」を使った例文
「苔癬」は、主に皮膚科の分野で使われる医療用語です。
患者さんの皮膚の状態を観察するときに、以下のような会話で使われます。
「腕に苔癬がみられる。慢性的なかゆみが出ているのだろう」
「アミロイド苔癬の場合、ステロイド外用薬が有用だ」
「かゆみが強く、苔癬が改善されない場合は、抗アレルギー薬の内服も考えよう」
肌のかゆみと深く関係する「苔癬」の読み方とは?
正解を見てみましょう!
正解はこちら!
正解は「たいせん」でした!
苔癬とは「小さな丘疹(きゅうしん/直径1cm未満の発疹)が多数発生し、群集あるいは散在する皮膚病変」のこと。
苔癬にはいくつか種類があり、炎症が長時間続くことで起こる「アミロイド苔癬」、遺伝や外的刺激が要因で起こる「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」などが代表的な疾患として挙げられます。
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制作:TAC企画