• 2022年6月22日
  • 2022年6月17日

子どもも欲しいけどキャリアも諦められない。看護師としてこの先どうすれば?

 

▶︎ぶっちゃけ、​​短期間で転職を繰り返すのは看護師のキャリア的に不利ですか?

子どもがほしいけど看護師としてのキャリアが途絶えてしまわないか不安……。このお悩みに対して、作家のoishi haru/尾石晴さん、マイナビキャリアアドバイザー、ブロガーのDJあおいさんのスペシャリスト3人がアドバイスします!

イラスト:菜々子

今回のお悩みに答えてくれるスペシャリストたち

子どもも欲しいけどキャリアも諦められない。看護師としてこの先どうすれば?

相談者

33歳、結婚2年目の看護師です。

大学病院で夜勤もこなし働いてきましたが、なかなか子どもができず、激務のため一旦退職することにしました。

子どもはほしいのですが、今までやりがいを持って働いてきたので看護師としてのキャリアも諦めきれません。

今は妊活に専念すべきだとわかっていますが、バリバリ働きたいという思いも消えず、結局また大きな病院の求人ばかり見てしまいます。

周囲からは一旦非常勤で働き、落ち着いたらまた病棟勤務に戻ればいいと言われますが、キャリアが途絶えてしまうこと、金銭面や育休などの福利厚生が得られないことへの不安が拭いきれません。

どうかこんなフラフラしている私にアドバイスをお願いします。

出典:カンゴトーク

スペシャリスト3人のアドバイスは?

作家
oishi haru/尾石晴さん

子どもが欲しいなら、まずは33〜35歳の初産妊娠率を見てみましょう。ハッとしませんか? その数字を見て、ご夫婦で「子どもを本当に授かりたいのか」を話し合ってみてください。

 

「夫婦で」というのがポイントです。なぜなら妊娠するためには、どうしても、妻側がキャリアか子どもかの優先度を選ばなければいけないからです。

夫婦で納得し、やっぱり「子ども」を選んだのなら、次は“トレードオフ思考”を身につけましょう。「何かを得るためには何かを差し出すことがある」という考え方です。

キャリアか子どもか、一時的にどちらかを選ぶことになります。ただ、自己決定すれば、選ばなかったらキャリアを想像してもやもやすることも減ると思います。

相談者さんは、優秀な看護師さんなのでしょう。できることが多いから迷ってしまうのですよね。しかし、子どもに関しては、優先度を決めて行動することをオススメします。タイムリミットがあるからです。

 

私の体験談として、数年のキャリアブランクは意外と問題になりませんよ。応援しております。

 

マイナビCA

相談者さんは、看護師としてとても真面目に取り組んでいらっしゃるのですね。

主任やリーダーなど管理職ポジションを見据えた完全なステップアップをご検討されているのか、看護師としてのキャリアを着実に積みたいのか、どちらでしょうか。いずれにしても、キャリアダウンすることはありませんので、心配なさらないでください。

 

ステップアップを検討されているなら、どこの病院も産休・育休・時短制度(夜勤免除)を設けていますし、この制度を利用しながら管理職として働いている人もたくさんいます。

他方で、相談者さんのように、大学病院ですと出産直前でも夜勤があるなどの理由から退職する人も多いです。夜勤がないパートに切り替える人もいます。

また、出産後、お子さんが小さいうちは保育園に夜7時まで預けられていたのが、小学生に上がって時短制度が終わり、お子さんの帰りも早くなるのを機に退職される方もいらっしゃいます。

ですが、別の病棟の管理職として転職に成功された方もいらっしゃいます。お子さんを持つことがキャリアにとってデメリットな要素はありませんし、出産後もステップアップを狙っていくことは可能です。

今の職場でキャリアが叶えられそうにないなら、転職先に希望はたくさんありますので、まずはキャリアアドバイザーにお気軽にご相談ください。

 

人気ブロガー
DJあおいさん

幸福度が高い人に共通していることは、私生活の充実であって仕事の充実ではありません。

仕事が充実していて、地位も高く報酬も人並み以上に貰っていたとしても、私生活が充実していないと幸福を感じることができないように人はできています。

私生活を充実させるために仕事があるわけで私生活を犠牲にして仕事を選ぶことは人生において最大の矛盾になってしまいます。

『やりがい』というものは何かと美化されがちですが、仕事のやりがいを優先してしまうと幸福を奪われてしまうという側面もあるので、やりがい中毒にならないように自制しなければなりません。

仕事において、自分の代わりになる人なんていくらでもいますし、代わりはいなければならないものです。

しかし、私生活において自分の代わりになる人なんていません。ほかに代わりのきかない絶対的な居場所が私生活。そこに幸福を築くために私たちは生きているのですよ。

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三者三様のアドバイス、いかがでしたか? 個人差はあるもののタイムリミットがある妊娠・出産。ご家族で話し合い、何を優先したいのか、今後のキャリアプランを今一度見つめ直してみると良さそうですね。相談者さんのお悩み解決の一助になれていれば幸いです。それではまた次のお悩みでお会いしましょう。

企画・構成/藤田佳奈美(TAC企画)


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ワーママはる(尾石晴)さん
作家・Voicyトップパーソナリティ・兼業大学院生・オンラインヨガ『ポスパム』代表。

外資系メーカーに16年勤務。子どもを育てながら管理職経験を持つ。ワンオペ育児の合間に、発信業・不動産賃貸業・ヨガインストラクター・ライフオーガナイザーなど、会社員以外での収入経路を複数確保。2020年4月退職。音声メディア「Voicy」では1,500万回再生超えのトップパーソナリティとして活躍中。SNSの総フォロワー数は7万人超え。現在は雑誌「レタスクラブ」での連載など文筆活動の傍ら、2020年ヨガスタジオ「ポスパムfukuokaスタジオ」を立ち上げ、代表を務める。2児の母。『ワーママはるのライフシフト習慣術』など。

Twitter:https://twitter.com/wa_mamaharu

マイナビCA
株式会社マイナビのキャリアアドバイザー。看護師領域を担当してからこれまで1,000人以上のキャリアカウンセリングの実績を持つ。病院まで直接足を運んでいるからこそ、職場の雰囲気や人間関係などの求人票には載っていない情報を提供できるのが強み。看護師ひとり一人の価値観を尊重し、理想のキャリアへ導くことを心がけている。

DJあおいさん
月間600万PV!の大人気ブロガー。独自の恋愛観と核心をついた鋭いアドバイスで、Twitter合計フォロワー35万人の人気を誇る謎の主婦。女性誌やサイトで連載多数。著書に『キャリアなどに興味はない。それなりに稼げて、ストレスフリーなら、それがいいのだ! 』(ワニブックス)、『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』(KADOKAWA)、『結婚は「だから、好き」より「だけど、好き」。』(幻冬舎)など。

Twitter:
https://twitter.com/djaoi
https://twitter.com/DJ_aoi

著者プロフィール