• 2021年6月30日
  • 2022年5月11日

職場における結婚報告のマナー

 

新型コロナウイルスの影響で、看護師の皆様にとって大変な時期となっていますが、そうしたなかでも着実に愛を育み、結婚が決まったという方、おめでとうございます!

現在の社会情勢を考えると、お互いのご両親やご親族への報告・あいさつをリモートで行った方もいらっしゃるかもしれませんね。さて、報告といえば、職場の上司や同僚に対してもきちんと行う必要がありますが……。その際の時期や順番、伝える内容等はご存じですか?今回は、職場への結婚報告で押さえておきたい3つのポイントをご紹介しましょう。

報告する時期

病院をはじめとした医療現場は忙しく、人員が不足しがちな職場のため、早めの報告が望まれます。あくまでも「目安」となりますが、下記の時期を参考にしてください。

結婚式をする場合:遅くても式の3ヵ月前

職場の方に参列をお願いする場合、早めに予定を押さえていただく必要があります。結婚式などのためにご自身が休暇を取得したい場合についても、早めにシフト勤務の調整などは行いましょう。
なお、披露宴、2次会などに出席をお願いする場合も、開催日3ヵ月前が目安です。

結婚式をしない場合:遅くても入籍の1ヵ月前

式をしない場合でも、勤務先での年金や保険などの手続きが必要になります。1ヵ月を目安に報告を行いましょう。

退職する場合

各種手続きが必要になる場合もありますので、「就業規則」の規定を必ず確認しておきましょう。

報告する順番

上司の立場からすると、部下の結婚を“本人”からではなく、“人づて”に知るのは、あまり気分の良いものではありません。職場の人間関係や今後の仕事のことまで考えて、報告の順番にもきちんと配慮しましょう。

報告の順番

師長 → 主任・先輩 → 職場への一斉報告 → 同僚・友人が基本です。まずは師長に報告し、その後の流れについて指示を仰ぐと良いでしょう。各種手続きを行う人事総務部門などへの報告もお忘れなく。

報告のタイミング

報告は基本的には業務時間外に行います。師長の手が空いていそうなタイミングに口頭で伝えましょう。

先に同僚に話してしまったら?

うっかり同僚に話してしまった場合は、黙っていてもらうようにお願いし、SNSなどへの投稿にも気をつけましょう(見られる人を限定しての投稿でも、避けたほうが無難です)。

報告する内容

「結婚します」とだけ報告しても、相手は「おめでとう」としか言えず、困ってしまいます。職場に報告する際は、以下の基本事項を伝えるようにしましょう。

・入籍予定日
・結婚式をするか
・結婚式への参列をお願いするか
・休暇を取得するか
・仕事を続けるか

このほか、結婚にともなって遠方へ引っ越すか、介護が必要になるか、妊娠しているかなど、仕事に影響が出る可能性があることについても、あわせて報告しましょう。聞かれてもすぐに答えられるように、結婚のお相手と事前に相談しておくことも大切です。

報告の「時期」が遅れたためにシフト調整が間にあわず、お世話になった先輩に参列してもらえなかった。報告の「順番」を間違えたせいで、師長との関係がぎくしゃくしてしまった。報告の「内容」が不足していたため、あとで調整を申し出てもかなえてもらえなかった……。これらは実際にあった失敗例です。

結婚は明るくおめでたい話。職場のみなさんに祝福され、報告後も快適に仕事ができるように、あいさつ・報告のマナーには十分気をつけましょう。

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