【質問】5年目で急性期に戻ったけど心身の限界を感じる
【回答】自分の思いを開放する場を作って
誰かに話を聞いてもらって
看護師は、仕事内容がハードなだけでなく、不規則な勤務によって心身のバランスを崩しやすい職業です。いくら志を高く持っていたとしても、心と身体は密接に関連しているもの。心身ともにある程度の健康が保たれなければ、今後も日常生活にさまざまな支障が出てしまう可能性があります。
ただし相談者様の場合、「別の道に進むのは、とても難しい決断」だと感じているようにもお見受けします。今後の進路やキャリアを考えるのは非常に大事ですが、これまで志していた道から別の道へと変更するのは、けっして容易なことではありませんよね。
もし、相談できる相手が周囲にいるのであれば、まずはご自身の思いを打ち明けてみてはいかがでしょう。一人で悩みを抱え込んでいると、憂鬱さが増していくだけ。誰かに話して解決しなかったとしても、それによって「自分が求めているものは何なのか」に気づきやすくなったりもしますよ。
決断を阻んでいる理由を探ってみて
ご自身の内面を探る際に重要なのは、「心身の限界を感じているのに、なぜ迷っているのか?」を理解することです。たとえば、今後の進路に悩んでいる人・迷っている人の大半は、「逃げているような気がする」「この年齢で採用されるか不安」「次の職場でも嫌な思いをしたらどうしよう」などの不安を抱えていたりするものですが……。それらは「誤った思い込み」にすぎません。もし、決断できない理由がそうしたものであるなら、「未知のものに不安を感じているだけ」「すべては思い込みにすぎない」と認識することをおすすめします。そして、自分の気持ちを解放してあげましょう。
働くにあたって何より大事なのは、心身の健康を可能な限り保つこと。どういう選択をするにせよ、それだけは忘れないでください。