• 2021年3月11日
  • 2021年11月15日

復職看護師が夜勤を始める前に準備するべきこと

 

看護師が復職をする時、「夜勤ができるのか」が悩みの種になることがあるでしょう。復職後に夜勤をするには、やはり家庭との両立ができるかといった点やスキル面の不安が大きいのではないでしょうか。今回は、復職看護師が夜勤をスタートする前に準備しておきたいポイントについてご紹介します。

自分の身の回りの環境を整える

復職した後の夜勤は体力的にも精神的にも負担が大きいもの。夜勤という働き方は周囲から理解されにくく、家族や周囲の人と生活がすれ違いやすくなります。ですが、無理なく続けるためにも、家族からの理解や周囲のサポートは必須です。家族やサポートしてくれる人とは、普段からしっかりコミュニケーションをとるようにしましょう。

もしも家庭内で家事の分担をするなら、できる人が進んで行うというように柔軟に対応していく方がいいかもしれません。誰がどの家事を行うかなどの決まり事を作ってしまうと、できなかった相手に対してストレスを感じてしまうことがあります。こうした積み重ねが不満の原因になりますので、お互い良い協力関係になれるようにしましょう。

また、働きやすい環境を作るために自分で工夫してみることも大切。私の場合は、なるべく食材をストックしておき、食事を作る時に多めに調理するようにしています。一部を保存用にして冷凍保存しておくことで、夜勤前の調理の負担を減らしてゆっくり過ごすことができます。一人暮らしの場合は特に、体力や体調のことを考えながら夜勤に備えるようにしましょう。

スキル面の不安と向き合う

ブランク期間が長い場合、復職時にスキル面の不安を抱えやすくなります。特に夜勤は日勤と比べて勤務者数が少なく、職場によっては一人体制のところもあります。患者さんの急変に対応できるようになるには、ある程度の時間がかかるかもしれませんが、まずは仕事に慣れて必要な知識や技術を習得することを目指しましょう。

私もしばらく「潜在看護師」(編集注:看護師資格を持っているにもかかわらず臨床の現場で就業していない65歳以下の方)の時期があったので、復職する前は「なにもできない」と自信喪失していました。それでもやはり看護師としての自分を取り戻したくて復職を決意しました。

復職直後はすっかり基本を忘れてしまっていたので、テキストを参考にしたり先輩看護師の技術を見学して実践したり、仕事に慣れるための行動やコミュニケーションをこまめに行うようにしていました。スキルに不安があることも周囲に伝えていたので、検査やケアの際には必ず声をかけてもらうことができ、実践を積み重ねることで不安を克服していきました。

少しずつでも夜勤の不安を取り除けるように、まずは基本を学び直すことから始めましょう。

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