• 2020年11月27日
  • 2021年11月16日

要領の悪い後輩にどう接するべき?

 

看護師は同時にさまざまな業務を行うため、優先順位を決めながら作業を進める必要があります。
しかし、複数のことを同時に行うのが苦手だったり、要領が悪く時間内で終わらせることができなかったりする後輩も。 そんな後輩に指導する際には、どう接するのが良いのでしょうか。
今回は、要領の悪い後輩へのコミュニケーション術についてご紹介します。

優先順位や取捨選択を意識する指導を

要領が悪くなるのは必ず原因があります。例えば、経験が足りていなかったり、無理なタイムスケジュールで業務を抱えて大切なことを見落としてしまったり。 逆に丁寧過ぎて時間がかかってしまうこともあり、その理由はさまざまです。

まずはなぜ効率が悪いのか原因を探り、解決策について考えていきましょう。 原因に目星がついたら、それを加味しながら優先順位をつけて業務を行うことを指導してください。患者さんの急変や緊急対応などは迅速かつ柔軟な対応が求められるため、指導するだけでなく実際にやって見せることも必要です。

時間内に業務を終えるため、まずは優先順位を決める

効率の悪さは残業にもつながります。時間内に業務が終わらないと、患者さんはもちろん、スタッフにも負担がかかります。限られた時間内でいかに優先度の高い業務ができるかを目標に指導しましょう。

しかし、人によってはそれを伝えると自信をなくしてしまったり、責任を重く受けとめてしまったりするかもしれません。伝え方にもよりますが、まずは本人にとって良い方法を一緒に考えてあげることが大切です。

また、優先順位を決めて時間内に業務を終えることで、自分の時間を今まで以上に多く持つことができます。勤務後の予定が立てやすくなったり、早めの帰宅で睡眠時間が増えたり、家族との時間をゆっくり楽しんだり……。 そんなメリットを後輩が自覚できるようになると、意欲や行動に変化が現れるかもしれません。

そのためにも日ごろからしっかりとコミュニケーションを取り、できたことはきちんと褒めるのを忘れないようにしましょう。 誰かと比較せず、その人に合った方法でステップアップを目指せるはずですよ。

<後輩とうまくコミュニケーションをとるには?>
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