• 2019年8月20日
  • 2021年11月16日

復職で時短勤務をするときのメリット・デメリット

 

時短勤務の労働時間は原則1日に6時間。労働時間は短いものの、正社員と同じ扱いになるのが時短勤務です。幼い子どもを持つ看護師にとっては、家庭と仕事の両立を目指すため、勤務形態の選択肢に入りますが、働きやすさを感じる一方で心苦しさを抱えることも。 今回は時短勤務についてお伝えします。

時短勤務のメリット

時短勤務の目的は、看護師確保とワークライフバランスの推進といわれています。特に子育て中はいくら時間があっても足りないのが現状です。そのため、正社員を諦めてパートになるか、もしくは働くこと自体諦めてしまうことも少なくありません。

以前の看護師の働き方は、フルタイムもしくはパートといった選択肢しかありませんでしたが、現在は多様な勤務形態を導入する動きがみられています
時短勤務は通常の勤務より早く帰ることが可能なので、家族との時間や家事に費やすことができます。また、時間の使い方を工夫することによって勉強の時間にあてることもできるので、キャリアの継続が可能に。正社員の勤務時間では働けずパートを考えている方にはおすすめの勤務形態です。給与面ではフルタイムの人に比べると少なくなりますが、毎月の安定した給与、福利厚生、退職金制度などは正社員と同様の扱いになります。

\多様化する勤務形態/

・パート
・アルバイト
・派遣社員
・正社員~時短勤務・夜勤ナシなど~
・契約社員
・嘱託社員

など 

時短勤務のデメリット

復職後の時短勤務にありがちなデメリットを挙げると、フルタイムの人より早く帰ることになるので、何となく申し訳ない気持ちになってしまうこと。特に受け持ちなどの病棟業務では、日勤帯のスタッフに申し送りを行い、負担をかけてしまうことに後ろめたさを感じてしまう人も多いのではないでしょうか。
申し訳ないと気を遣いすぎてしまうあまり、「なぜこんなにも小さくなって謝っているのだろう」と復職したことに後悔してしまうことも。
時間内に終わらせようと焦ってしまうと、インシデントやアクシデントにつながる可能性もでてきますので、退勤の時間が迫っていても、落ち着いて業務にあたることを心がけましょう
また、給与、賞与にも違いがあります。医療施設によってさまざまですが、フルタイムと比べて平均5万円くらいの差があるといわれています。業務内容は大きな差がないことから、働き続けていくうちに給与面での悩みがでてくることがあります。

時短勤務をうまく活用!

復職後に時短勤務を開始してすぐにモヤモヤしてしまいがちなのが、「早く帰る」「業務を残す」「金銭面」などのこと。しかし、あなたが早く帰宅することで業務がまわらないということはありませんので、必要以上に責任を感じる必要はありません。
それよりも自分でできることをコツコツと正確にこなしていくことが大切です。そして退勤時には引き継ぎをしっかり行うなど、自分の退勤後に仲間が困らないよう、情報をきちんと伝えておくようにしましょう。

時短勤務は一時のこと。早く帰宅できるうちに、子どもと過ごしたり、家事をしたり、勉強に費やしたりと、時間を有効に使えるといいですね。

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