• 2019年4月17日
  • 2022年5月13日

看護師寮に入って働く! 寮生活のメリット&デメリット

 

求人情報を見ていると、病院や施設によっては看護師が暮らすための寮を設けているところがあります。看護師寮での生活を検討する方もいるのではないでしょうか。しかし、実際にどんな生活になるのか、不安を覚えることもあるかもしれません。今回は、看護師が寮生活をするうえで知っておきたいメリットとデメリットをご紹介します。

看護師寮で生活するメリット

まずは、寮で生活するメリットにどのようなものがあるのかを具体的に見ていきましょう。

金銭的な負担を抑えられる

寮の場合、地域によって具体的な金額に差はありますが、家賃の相場は低く抑えられていることが大半です。周辺エリアの相場よりも安く入居できるので、お得に生活できるでしょう。物件探しの手間や面倒な契約手続きが発生しないのもうれしいところ。また、自分自身で物件を契約する場合に発生する敷金や礼金、前家賃、仲介料、保険料などが基本的にかからないのもメリットです。ただし、寮によっては電気や水道などの光熱費が自己負担になるので留意しましょう。

設備環境が良い

近年は内装や外装がきれいなだけでなく、オートロックなどセキュリティー管理などが整った寮を持つ施設が増えています。家具や家電を備え付けていたり、必要に応じて生活グッズをレンタルできたりする寮もあり、遠方への転職では何かと役に立つはずです。また、ひとり暮らしの女性の安全を守るため、女性専用の看護師寮や、シングルマザーを応援する子どもと一緒に暮らせる寮などもあります。

病院まで通いやすい

寮は病院の近くにあることが多いため、通勤時間を短縮することができます。雨の日でも通いやすく、制服で通勤することも可能です。

夜勤に理解がある

夜勤をしていると深夜や早朝に家事をする機会が多くなり、近隣へ生活音が聞こえてしまうことを心配する方もいるでしょう。しかし、看護師寮であれば近隣の住人も看護師のため、夜勤の生活リズムにも理解を示してもらえます

同僚や先輩に相談しやすい

近くに職場の同僚や先輩が住んでいるので、何か困ったことがあればすぐに相談しやすいのもメリットです。同僚とも親しくなりやすく、初めてのひとり暮らしでも安心です。

 

看護師寮で生活するデメリット

一方、看護師寮で生活するうえで気をつけておきたいデメリットには、以下のようなものが挙げられます。

仕事とプライベートの区別がつきにくい

同じ職場の看護師が近くに住んでいるので、休みの日にも仕事相手と顔を合わせやすくなります。そのため、仕事とプライベートの区別がつきにくいという声も。上司や先輩がいつも近くにいると思うと、なかなか気が休まらないかもしれません。

緊急の呼び出しなどで声がかかりやすい

看護師寮は職場の近くにあるため、緊急時などで人手が必要なときに声がかかりやすい傾向があるようです。生活にメリハリをつけるためにも、難しいときはしっかり断るといった工夫が必要でしょう。

救急車の音や周囲の生活音が気になる

病院のすぐ近くに寮がある場合、救急車のサイレンが大きく聞こえるというデメリットがあります。また、夜勤前の仮眠中などに近隣の生活音が気になってしまうといった声もあります。

物件が限定される

寮は基本的に指定された物件に入居するので、自分のライフスタイルや好みに合った家に住むことができません。家賃や通勤時間を圧縮できるメリットを取るか、好きなところに住む自由さを取るかは、十分検討してください。

まとめ

金銭的負担が抑えられて通勤にも便利な看護師寮ですが、一方でプライベートとの区別がつきにくく、緊急の呼び出しに対応する機会が増えやすいという課題もあります。一度寮に入った後でも別の物件に引っ越すことはできるので、試しに住んでみるというのも1つの選択肢です。どちらが自分に合っているか、じっくりと検討してみてくださいね。

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