著名人・賢人コラム ココロの処方箋
【横田真由子著・本当に必要なことは全て「ひとりの時間」が教えてくれる】頑張る看護師さんにご褒美を。とっておきのリフレッシュ方法

Vol.15

2020.06.26

横田真由子さんからのメッセージ 頑張る看護師さんにご褒美を。とっておきのリフレッシュ方法

毎日多忙に働く看護師だからこそ、仕事の合間にはきちんとリフレッシュしたいもの。しっかりと自分の気持ちをリラックスさせることで、普段の業務にも張り合いが出ます。
この記事では仕事の合間にリラックスして仕事を楽しむコツをご紹介。いつも頑張っている人にライフコンサルタントの横田真由子さんが語ります。

頑張り屋の看護師さんへ

自分へのご褒美を楽しもう

いつも頑張っているあなたへ、時には自分へのご褒美をあげてみませんか?

それは旅行やスイーツや美容家電、何もしない自由な時間や特別な空間でもいいですね。

私は、「ご褒美は何にしようかな?」と考える時間、選ぶ時間を幸せに感じます。大切な人のためにギフトを選ぶ時間も楽しいですが、自分へのご褒美も同じ。「何にしようか」と考え、「ここまで走ったら、こんなご褒美」と計画を立てて実行していくプロセスはワクワクします。

販売員の頃は、1ヶ月に1回、ハンドケアに行くことが自分へのご褒美でした。

商品を触る時、指がささくれていると傷ついてしまったりするので、入念なケアが必要でした。それだけではなく、手はお客様からよく見られています。手は、その人の暮らしをよく表しているパーツだと思います。指先がガサガサしていたり、爪が汚れていたり、マニキュアがはがれていたりすると、ラグジュアリーな気分が一気に冷めてしまいます。私たちの手は、商品の一部なのです。ネイルサロンで、優雅にハンドケアとネイルケアをしてもらい、うとうとと、まどろむ時間は至福の時でした。

また、手帳カバーも自分へのご褒美として、長く愛用できるレザーのものを選びます。

手帳には、予定を書きこむだけでなく、日記がわりに、その時の気持ちや浮かんだアイディアを書いたりしますので、スマホのメモにはない温度感のあるものになります。手帳は、時計と同じように、生きてきた証を刻んでくれています。ですから、リフィールは毎年変わっても、時とともに手に馴染んでいくレザーのカバーは妥協しません。

自分らしいものを選びたいと思うと時間もかかりますが、その時間も未来を選んでいるようで、ワクワクするものです。物には役割があり、その役割を大事にしながら選ぶことは、手間のかかることかもしれません。けれど、この手間が自分へのご褒美時間でもあるのです。

モグモグタイムで心と体の栄養補給

看護師の仕事の合間の息抜きに!

プレミアムフライデーが導入されましたが、「なかなか現実は難しくて」という声が聞かれます。
一方、ある女性が、「プレミアムフライデーには、職場でモグモグタイムを設けています」 という話をしてくれました。
新作のスイーツや話題のお菓子を持ち寄り、みんなで集まって、食べながらダラダラ話すのだそうです。甘いものは、無条件に幸せを感じますよね。煮詰まった時は、いい気分転換にもなり、職場の雰囲気も変える効果があります。

販売員をしていた頃は、繁忙期のクリスマス前には、クリスマスケーキやクリスマス限定のスイーツを買って、休憩室でのモグモグタイムを設けていました。

この15分ほどの時間で、疲れていても驚くほどリフレッシュできて、また頑張れるのです。

普段でも、私が甘いものを食べる時は、自分を甘やかしたい時です。

モグモグタイムのような時間は、「ゆるい時間」です。

このゆるい時間が栄養になり、頭を解放させてくれます。

自分を甘やかす「プレミアムデー」

多忙な看護師さん向け・休日のエネルギーチャージ

どうしても私たちは、「時間をムダにしてはいけない」という思いから、とにかく空いた時間を埋めることに一生懸命になり、何もしないこと、ぼーっとするだけの時間に罪悪感を覚えます。

休息のための旅行に行っても、スケジュールを分刻みで入れ、帰ってきて、どっと疲れが出てしまうような過ごし方をしてしまいがちです。

特に予定を組まず、心の赴くままに街をうろうろして、気になった店を覗いたり、ビーチで本を読んだり、ただ昼寝をしたりして過ごすことが苦手だったりします。

日常でも、たまには「自分を甘やかす日」をつくってもいいのではないかと思います。

一日が無理なら、たとえ半日でも、自分で定期的に「プレミアムデー」をつくってしまいましょう。

そして、長いスパンで考える人生にも「プレミアムイヤー」は必要です。

それは、いつでしょうか? 私は45歳前後かなと思います。甘いおやつをいただく時間は、15時。前述の通り、年齢を3で割ると、15時のおやつ時間の年齢は45歳だからです。

45歳の時は、ちょっとモグモグタイムを設けてはいかがでしょうか。自分をゆるめて、甘いもので甘やかしてあげましょう。これから始まる長い夜の時間へ向けての、エネルギーチャージです。人生は、「もう若くはないかも……」と思ってからが長いのです。

45歳はご褒美イヤー。ここまで頑張ってきた自分へ、ご褒美をあげてくださいね。

忙しいということはそれだけ必要とされている

病院に出勤する前の憂鬱に

月曜日の朝、起きて窓の外を見ると大雨。こんな時は「会社に行きたくない」「外に出たくない」と思うこともありますよね。

そんな時、私は樹木希林さんの本、『一切なりゆき』(文春新書)の中のこの言葉を思い出します。

「最近のわたしは、“きょうよう”があることに感謝しながら生きています。教養ではなく、 今日、用があるということ。神様が与えてくださった今日用をひとつずつこなすことが日々の幸せだし、最後には十分に役目を果たした、自分をしっかり使いきったという充足感につながるのではないかしらね」

朝起きて、行くところがある、やるべきことがあることは、幸せなことだということを、私たちは忘れてしまいがちです。

ワーキングママの30代の後輩が、「とにかく忙しい」「はっと気がついたら、もう夕方」と言っているのを聞いて、私は「忙しいということはそれだけ必要とされている」という言葉を思い出しました。
毎日、何もすることがなければ、日曜日が来るのも楽しくないでしょう。

感謝しながら、面白がる

看護師の仕事を楽しむ秘訣

希林さんは、こうも仰っています。

「楽しむのではなくて、面白がることよ。楽しむというのは客観的でしょう。中に入って面白がるの。面白がらなきゃ、やっていけないもの、この世の中」

「面白がるとは、中にどっぷり入ってみること」という視点が新鮮でした。
観客のように外から見ているだけでは、祭りの楽しさはわからない。みんなと一緒に神輿を担いだり、踊ったりしなければ、人生という祭りは味気ないものになるでしょう。

関西で仕事をしていた時を思い出しました。とにかく「笑い」をみんな、大切にしていますので、何でも面白がることが日常でした。大変なことも辛いことも、「おもろい」に変えて、笑い飛ばしていました。

辛いことがあると、心も体も重力に引っ張られてしまうものです。でも辛い時ほど、深刻になりすぎないで、状況を面白がったり、そんな自分を笑ったりできると、「重力を感じさせない、軽やかな生き方」ができると思います。

感謝しながら、面白がる。

どんなことも面白がることができると、何でもない日常に、感謝と幸せを見つけられるようになるのではないでしょうか。

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プロフィール

横田真由子(よこた・まゆこ)

ミニマムリッチ®コンサルタント/オフィスファーレ代表

株式会社ケリングジャパン(旧GUCCI JAPAN)販売スタッフとして有名人やVIP客の担当となり、3年で店長に昇格。顧客獲得数NO.1となる。VIP客の物選びに女性としての優雅な生き方を学び、独自の「大人エレガンス」を実践する契機となる。2004年、英語の「DO」と同義語のイタリア語「fare」を屋号に、「オフィスファーレ」を設立。
ものをただ使い捨てるのではなく、選んだものを大切に手入れしながら愛し抜く姿勢に、真の豊かさを感じ、「上質なものを少しだけ持つ人生」=「ミニマムリッチ®ライフ」を提唱し、セミナー、講演、執筆活動を行う。
著書に『本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる』『すてきな靴が一歩ふみ出す自信をくれる』(クロスメディア・パブリッシング)など。

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