【質問】看護師を辞めようか迷っています
ある日、ADHDと軽度のASD、二次障害として反復性短期抑うつ障害を合併していることが明らかになりました。看護の仕事自体は好きですし、障害を理解しサポートしてくださる先輩もいます。でも、障害の特性ゆえ、冷静さを欠くと短絡的・衝動的になり突発的に動いてしまうこと、イレギュラーなことが起こるとバタバタしてしまい、周りを振り回してしまいます。
4年目なのに新人以下、当然みんなから嫌われており、毎日死にたいくらいつらいです。奨学⾦返済も今年度で終わることもあり、いっそのこと辞めて、子どもの頃からの夢を追いかけようかと思います。もう、自分の好きなように、自由に生きてもいいですよね?(神奈川県 看護師歴4年目 25歳)
【回答】タイミングを信じて
これまでの自分にエールを
ご自身の精神状態が決して良好とはいえないなか、これまでとてもよく頑張ってこられましたね。仕事に対する緊張感や不安、人間関係などさまざまな状況を乗り越えてこられたと思います。また、恐怖と戦いながらの日々を必死で頑張ってきた様子が伝わってきます。死にたいくらいつらいと思う気持ちがありながらも、それでもこうして生きてきたこと、そして子どもの頃からの夢を目指すことを許せた自分自身に「私、ここまでよく頑張ってきた! 」「エライ! 」と、ぜひエールを送りましょう。新たな夢のスタートを切ろうとしている自分に、最大の賛辞を送ってあげてほしいと思います。
心から決めたときサポートはくる
ご自身の夢を追いかけるのが、「仕事がイヤだから、つらいから」など仕事からの逃避が目的である場合、それは本当に望む願いではありません。しかし、夢が叶ったあとにどうなりたいのかを考えたときに心から静かな情熱が湧きあがり、心に躍動感がともなう場合、それは本当に心の底から望む「サイン」の可能性があります。夢が真の望みである場合、看護師を辞めるかどうか無理に決めようとしなくても、無理なく自然にそのタイミングがやってくることをまずは信じてみてください。
本格的に夢を目指すことを「決める」と、その夢を叶えるために必要な情報が入ってくる、新しい仲間と出会えるなど、さまざまな展開が訪れることが多いです。奨学金返済の終了が迫ってきているということも、あなたにとってタイミングのひとつなのかもしれません。
この機会にしっかりとご自身の本音と向き合い、その気持ちを大事にしてあげてください。子どもの頃に願った夢を大人になったご自身がぜひ、叶えてあげてくださいね。