• 2019年7月19日
  • 2021年11月15日

【看護師の悩み】相手によって態度を変える自分が嫌い

 

【質問】相手によって態度を変える自分が嫌い

もともと、相手によって態度を変える人が嫌いでした。だけど、よくよく考えると私も怖い先輩を怒らせないようにいつも顔色をうかがっているわりに、後輩には強い口調で怒ってしまうことに気づき、がくぜんとしました。誰に対しても一貫した態度をとるにはどうしたらいいのでしょうか?(鹿児島県在住 看護師歴6年目27歳)

【回答】一貫性ではなく柔軟性を

必ずしも平等は必要ではない

結論からお伝えしますが、人間関係において「一貫性」は必要ありません。「人間はみな、平等で公平であるべき」という理念があるので、人によって態度を変える自分に対し、戸惑うのも無理はないでしょう。
しかし、実際の人間関係において、平等を意識して分け隔てなく接しなければならないかというと、必ずしもそうとは限りません。大切なのは「一貫性」を目指すことではなく、目の前にいる相手を、そして自分を尊重するコミュニケーションをとるということなのです。

相手は自分の鏡であることを意識して

人によって態度を変える人は、言い換えると、立場をわきまえ、臨機応変かつ柔軟に対応できる人でもあります。しかし、あなたが相手によって態度を変える人が嫌いな理由をもう少し掘り下げていくと、「自分より上と感じる相手に取り入ろうとしたり、下と感じる相手に対してぞんざいな対応をしたりするから」なのではないでしょうか。

仮にそうだった場合、まずは相手がなぜ、そのような対応をするようになったのかを推測することが解決の糸口になる場合があります。もしかしたら、上に気に入られることで味方を増やし、人を見下すことで優位に立つことでしか自分を保てない、つまり、「自分に対する自信のなさ」がそうさせてしまうといった理由があるのかもしれません。
嫌いな相手を分析した上で、ご自身のあり方を振り返る機会を持ってみるのもおすすめですよ。

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