
職場にきつい人が数人います。その人たちがいるとどうしても空回りしてしまい、普段ならしないようなミスをしてしまいます。教育の議事録には、私が浮いていると書かれていました。議事録って、本来そんなことは書かないんじゃないかと思うのですが…。
新人ナースの悩み
大阪府在住 看護師歴1年目22歳
職場にきつい人が数人います。その人たちがいるとどうしても空回りしてしまい、普段ならしないようなミスをしてしまいます。教育の議事録には、私が浮いていると書かれていました。議事録って、本来そんなことは書かないんじゃないかと思うのですが…。
きつい人が一人だけならまだしも、数人もいる職場で働くのはストレスが増大しますよね。そのようななか、懸命に頑張っているにもかかわらず空回りしてしまうお気持ち、お察しいたします。普段ならしないようなミスをしてしまうのは、視点を変えると「自分の弱点を克服するチャンス」であるともいえます。「普段はしないミス」は、言いかえると「イレギュラーな場面で起こす可能性のあるミス」です。こういったイレギュラーな場面において、ご自身の行動を振り返り、次に生かせれば、「どんなことがあろうとも、このミスだけは絶対にしない」という自信に変えることができるのです。こうした機会は願って遭遇できるものではないぶん、逆に活用することで非常に学びの深い体験になるといえるでしょう。
教育の議事録のおもな目的として、指導を受ける側が組織の理念や目標に向かい確実に成長できるように、指導者同士が情報を共有して指導することが挙げられます。そのようななかで、教育の議事録に教育者の主観を述べるのは決して好ましいことではありません。しかし、今回の出来事は、相手の気持ちを察することのできない人に自分の心を費やすことが、いかに時間の無駄であるかを気づくきっかけになったともいえます。
人は「嫌われたくない」と思う気持ちが強ければ強いほど、相手の顔色をうかがい、言動や態度に必要以上に敏感になりがちです。しかし、誰しも万人に好かれることは不可能だと考えてみてください。そのうえで、「自分が絶対に嫌われたくない人は誰か」を改めて考え、大切にしたい人たちだけを大切にしていく方向に意識を変えていくのもひとつの手ですよ。
坂口千絵(さかぐち ちえ)
看護師、教育・指導サポート歴25年以上。コーチング、カウンセングなどの個人セッション実績豊富。2019年、「サポート職に携わる人のサポートに徹する」ことを決断し、25年間の看護師人生に幕を下ろす。
家族の死、最愛の夫の病死を通じ、死生観について学んだ経験をもとに、魂の望みを叶えながら、周りの人の幸せもしっかりとサポートしたい人に向け、オンライン講座を提供。セッションは「とにかく話しやすい」「具体的でわかりやすい」と好評。
直観力を駆使したセッションが大好評にて、続々と全国から受講生が集まっている。
HP:https://peraichi.com/landing_pages/view/yokubara717
オフィシャルブログ:
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