
看護研究のリーダーをすることになりました。メンバーのやる気がなく、会議を開いても私ばかりが発言して、誰も意見を言いません。関係資料だって早めに準備しているのに、「忙しくて見る暇がなかった」とか言いわけばかり。人任せな態度にイライラして、口調もきつくなってしまいます。こっちだってやりたくてやっているわけじゃないのに!
病院・職場
徳島県在住 看護師歴6年目 33歳
看護研究のリーダーをすることになりました。メンバーのやる気がなく、会議を開いても私ばかりが発言して、誰も意見を言いません。関係資料だって早めに準備しているのに、「忙しくて見る暇がなかった」とか言いわけばかり。人任せな態度にイライラして、口調もきつくなってしまいます。こっちだってやりたくてやっているわけじゃないのに!
リーダーを担う人の多くは、たとえ与えられた仕事が不本意なものであったとしても、責任を果たそうと努力します。また、周囲が「あまり無理をしないで」「一人で抱えないで」と声をかけても、「私がやらなければ誰もやらない」などと憤ったり、不満に思ったりすることも。しかし、実際のところは「リーダーがやろうとするから誰もやらない」という状態に陥っていることも少なくありません。
そして、それは必ずしもメンバーに主体性がないからではなく、リーダーが無理をしてでも主体的に行動しようとするからこそ、必然的にメンバーが主体性をもつ必要がなくなってしまうのです。
主体性や積極性、責任感は確かに大切ですが、あまりにもそこにとらわれると、あなたへの負担は増すいっぽうに……。
「リーダーは、メンバーを率いる役割である」という考えが強いと、自分が主となり、あれもこれもと動きがちです。また、メンバーが思うように動いてくれないと、「自分でやったほうがマシ」と多くの作業を抱えることになります。確かに、作業が速く進むのに越したことはありません。しかし、「やりたくてやっているわけではない」という思いがあるぶん、さらなる精神的ストレスにさらされる危険性もあるのです。
だからこそ、メンバーに「指図」をするのではなく、進め方について「相談」をしていくことが大切。やりたくてやっているわけではないからこそ、やるべきことをやるために、どうしたら少しでも自分を含めたメンバー全員の負担が軽くなるかを考えること。こういった視点で考えていくことをおすすめします。
坂口 千絵(さかぐち ちえ)
看護師、教育・指導サポート歴25年以上。コーチング、カウンセングなどの個人セッション実績豊富。2019年、「サポート職に携わる人のサポートに徹する」ことを決断し、25年間の看護師人生に幕を下ろす。
家族の死、最愛の夫の病死を通じ、死生観について学んだ経験をもとに、魂の望みを叶えながら、周りの人の幸せもしっかりとサポートしたい人に向け、オンライン講座を提供。セッションは「とにかく話しやすい」「具体的でわかりやすい」と好評。
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